愚妹とその友人のためにチケットを手配したが、木曜に別口から、
もっと良い席(弁当付き)が手に入ったから要らないと報告が入った。
金を賠償しても良いということだったが、愚兄としても、受け取るわけにもいかない。
それで、会場に来た人間に売ることにした。
実際にチケット売り場に行ってみると、予想以上に当日券を買う人間はおらず、
前日の脳内シミュレーションによる予想は早くも崩れた。
おまけにダフ屋の如く知らぬ人に「チケットあるよ」とか言うのも憚れた。
そんなこんなで諦め、ダフ屋に売ろうかと引き返したが、買いたたかれるし、
接触するのも嫌になり、再び様子を覘いに行ったところで、知り合いに会い、
何をしているのか聞かれ、説明をしているところを、
チケットを欲しかったおじさんがたまたま通りかかり、早速交渉に移った。
結局半額くらいで片がついた。向こうは、さる物だった。
こちらが慣れてないせいもあったが、やはり弱者だったことは否めない。
まあ、でも紙切になるよりはマシだったから前向きに良しとした。
水谷、平島-千代反田-藏田-アレックス、大塚-米田-ホベルト-古賀、
太田-ベンチーニョ。
早速、昨年の唯一のフル出場選手である宮崎を
調子の上がらないせいなのか、スタメンどころかサブからもはずし、
スタメンに調子の良い大塚、サブに初のメンバー入りとなる有光を入れてきた。
何よりも勝利にこだわる監督の姿勢が窺えた。
試合開始から両サイドを徹底的に塞がれ、なす術なく、
逆に左サイドの古賀、アレックスの裏を度々狙われ、クロスを上げられ、
何度もCKを与え続けた。それに対して、福岡の前半唯一のチャンスは、
古賀の左サイドからの突破からのクロスが、フリーのベンチーニョの頭を越え、
これまたフリーだった太田に到達し、
これをボレーで右足で合わせたがバーに当たって、
そのまま外に出たシーンだけだった。
その他は甲府の思い通りの試合内容だったと思われる。
ただ甲府の攻撃も守備をベースに無理をしないものだったので、
無失点で前半を終えた。
後半に入っても、結局無理をしない攻撃のために、
甲府ゴールをこじ開けることは出来ずに、逆に甲府にゴール前を、
撹乱され、先制された。これで目が覚めたのか、ホベルトを福嶋に、
大塚を有光に代えてからは、
同点に追い付こうと攻撃に転じた。そして、有光が太田にパスをすると、
相手DFがたまらず倒し、PKを得た。
が、キッカーは誰かと悟り、小生の周りは既に諦めムード。
そう、キッカーはベンチーニョ。
昨年の広島戦や今年の開幕前の尉山戦で見事にGKに止められていたこともあって、
決めた記憶が余り思い出せないくらい。
それでも、一応かすかな希望を胸に抱きながら、見守ったが、
右へ飛んだGKとは逆に蹴ったまでは良かったが、あろうことか、
見事にゴールマウスをはずし、
ボールはコロコロと虚しくポストの左横を等速直線運動をしながら転がっていった。
予想は充分にしていたが、絶句した。当の本人は照れ笑いをしていた。
その後、たたみ掛けて、福嶋のトラップがちょうどベンチーニョの前に転がって、
これをなんとかGKに当てながらも、かろうじて今季初ゴールを決め同点に追い付いた。
この後は米田がワンボランチで活き活きとこなしていたが、さすがに疲労は隠せず、
お互いに中盤を省略した攻撃になり、
(ややもすれば甲府の方がバランスが良かったようにも思える)
果敢に勝ち越しゴールを狙ったが、そのままドローで終了した。
昨年
よりは準備は充分とは云えないが出来はした。
9時過ぎに実家からチャリで行き、受け付けを済ませ、更衣室へ。
そこで、
昨年のおおとうマラソン
で会話が弾んだ人に再会。アップの時間が余りないので、軽く挨拶を交わす。
もちろん、昨日の試合の内容も踏まえて。
陸上競技場の裏手の土のグランドで3周くらい回り、アップ終了。
参加するであろう師達を探しに陸上競技場のスタンドに上がる階段で、
濱Hファミリーにばったりと出くわす。なんかよく遇うのは偶然なのか。
今日は、本人は子守りに専念とのこと。奥さんが走るらしい。
更衣室に戻り、練習着を脱ぎ、トラックへ出て、軽くアップ。
スタート10分前にスタートラインへ集まるように指示が出た。
ちゃんと正直に1時間20〜30分のエリアへ。
昨年よりはマシな位置。
スタートしてから、スタートラインに気付かず(意識せず)にそのままトラックを回る。
スタートまでのロスタイムは10秒くらいか。
競技場から外、263号線に出て北上。昨年よりは人口密度が低い。
前にいる程有利に出来ているわけだ。
1km毎の看板を目印にラップを計るが、どうも怪しく信用できない。
2〜3kmが3'16って、プロやないんやから。
4km辺りで柳川さんを抜いた。やはり昨年よりは早い。今日は、北風がやや強い。
どうも、いまいち調子に乗り切れずに国道263を離れ、
長崎自動車道の下をくぐって、惣座橋を渡る。
少し調子が出て来たので、下りを利用して一気にスピードを上げたら、
河川敷に上がってから反動が来て、少しスピードを落とす羽目になった。
ここで集団に抜き返された。
河川敷は、菜の花が咲き乱れ、自然と目を潤してくれるが、
体力までも潤してはくれない。いつのまにか、後ろのランナーとも間隔が拡がり、
だいぶ前にいるランナーを目標にマイペースで走る。
昨年のエネルギー切れも考慮して、早々に飛ばさないことにする。
渡瀬橋で向こう側に渡ってしまいたい心境だった。まだ10kmもいってないのに。
しばらく行くと、対岸を北上する先頭グループが目に入った。
池森橋手前で、中間点を過ぎ、先の長さにうんざりする。
北上し、アップダウンに精神的にうんざり。
北風が冷たく、給水で濡らした手先がかじかむ。グローブを装着すべきだった。
徐々にスピードも落ちつつあるのか。
それでも、まだ体力は残っており、セーブしつつ、多布瀬川の桜並木を南下する。
今年は昨年よりは余裕があって、幾らか、遅咲きの桜を賞でることができた。
沿道の声援も苦にならない。時計を見るとタイムは自己記録を更新中。
ただし、km表示が怪しいので信用はしない。
残り2kmぐらいまで、堪えに堪え、
それから徐々にスピードを上げ、34号線に出て、最終段階に入った。
少しスピードを上げたせいか、抜くことはあっても、抜かれることはなく、
トラックに入り、
土Tさんを彷彿とさせるような短距離的なダッシュでゴールインした。
RCチップを返し、完走賞を受け取り、師や高Hさんを探したが、見当たらない。
諦め、着替えて、観客席を探したが、おられず、掲示されている記録を見て、
不参加であることが確実に分った。
4'25,4'09,3'16,4'16,3'58,7'54,4'15,4'15,3'41(10km: 40'06)
3'48,4'04,4'06,4'10,4'38,(残り5km表示へ),3'42,4'02,4'15,4'03,4'10,3'34
会場までは次の西戸崎駅の方が近いらしいが、
暑くるしい列車から降りたかったし、歩きたくもあったので、
JR海ノ中道駅で降りる。と、昨年とは違って、
大会の葉書だけでは入場券を呉れず、わざわざ1人1人確認するためか並ばされる。
その運の悪い確認係りは、1人で何千人分の中から(五十音順ではあったが)、
該当する名前を探すわけで、そりゃあ、捗らない。
おまけに小生の前の『磯*』さんの『いそ』が読めなかったらしく、
聞くにも聞けず、『い』の辺りを探してはいたが、
『いそ』の後の方ばかりを焦って探していた。結局諦めたらしく、
裏紙に名前を写すという賢明な判断の下、入場券を渡す方針に変え、
なんとか入場できた。
曇り後晴だそうで、海の中道海浜公園内に入った時は小雨がぱらつく天気だった。
とりあえず、会場への誘導もない園内を、昨年の記憶を元に適当に歩き、
受け付けでゼッケン等を受け取る。
すぐに、蒸し暑い更衣室テントでアップ着に着替え、ウォーミングアップ。
スタート位置とゴール位置を確認しつつ軽く汗を流す。
さっきまでの雲が晴れて、青い空が見えていた。昨年同様に暑くなりそう。
開会式を適当に見て、アップ着を脱いで、最後のアップ。
スタート10分前から並び出したので、該当しそうな位置に並ぶ。
今回は前から3、4番目といったところ。
スタートすると最初はもろ先頭集団だったが、無理もせずに、徐々に抜かれる。
だいたい4分/kmかなという速さで安定するまで4kmくらい走ったか。
気温は上がりつつある。まず、水分補給。昨年に比べ冷たいか。
まだ調子は良くないようだ。しばらく我慢の走り。
参加者の少ない恵まれた大会故に、周りは2、3人くらい。
途中から3kmに部の人達と合流し、抜きまくる。しばらく行って、
炎天下のせいか倒れている人がいて介護されていた。
3kmの人達とまた分れ、しばらく行くと、
10m前を行くランナーがコースの矢印(左へ)の看板を無視して、
直進してショートカットコースへ。
これを見た小生の1m前を行くランナーが「違いますよ」と注意。
注意されたランナーは、何に対してか悪態をついてコースに戻った。
故意にコースを間違ったのか、運悪くまっすぐ行ったのか判断に難しかった。
その場の雰囲気からして前者のように感じられたが、
そこまでして記録や順位を上げたいかと呆れた。
自分を騙して走っても楽しくなかろうに。
とりあえず、一定のペースで1周回り、2周目に入る。
今のままでは先週の記録ぐらいやけん、少し速度を上げないといけない。
ともかく、エネルギーの消費や気象条件も考慮し、
もう少ししてからスピードアップすることにした。
15,6km辺りで前を行くランナーが疲れでスピードが落ちてきた。
2人抜いて気を良くしていたら、かなり良いペースのランナーに抜かれた。
付いて行くには、5kmは少し長いように感じ、マイペースで行くことに。
徐々に体力的に疲れが出始め、結局スピードアップすることなしに20km地点。
後もうちょいやけん、スピードを上げる。
同じコースを走る10kmの人達のペースが自分よりもかなり遅いために、
絶対的な速度を掴めないのが難しい。
最後の直線で再び短距離的なダッシュをかましてゴール。
記録証の時間とは自分の時計と1秒の差。ただ、2日後に分ったことだが、
部分的に確認した限り、Net timeとの差がゼロなのは少なくとも
小生だけ。スタートライン前に3列分、
小生の前にスタートを切った人達がいるにも関わらず。
スタートやゴールに計測器は3つ?あるようだが、
小生の場合は、スタートの1本目で計測されたのか?
少なくともスタートラインを横切るのに、1秒は掛かった気がしたが。
ゴールでも自分の時計よりも4,5秒くらい遅い場合もあるわけで、
こればかりは運次第か。
調べるとカーペットアンテナの地上70cmの範囲で記録するらしいので、
スタート時は、3番目のカーペットアンテナに計測させ、
ゴール時は必ず1番目に計測されるようにすれば良いように思える。
15'42(4km),7'58(6km),7'56(8km),8'01(10km: 39'37)
2'02(中間点),5'50(12km),7'46(14km),8'16(16km),16'00(20km),3'44
のんびりとアトラクションを見て、抽選会ではやはり何も当たらず、
会場を後にする。ただ、すぐに帰っても列車は混むだろう、ということで、
せっかく天気も良いので、適当な木陰のベンチを探して本を読むことにした。
果たしてベンチを見付け、フラワーピクニックでカップルや家族連れが多い中、
黙々とキリの良い箇所までまどろみながらも読み続け、帰宅の途に就く。
香椎駅で乗り換えのために降りようとすると、
3年前のように、
扉の開く前から学らん姿の高校生2人が席を確保せんと立ち塞がっていた。
困ったヤツらだなと思っていたら、小生の前にいた同世代の人が、
やはりこれにキレたのだろう、
ラグビーのタックルのようにわざと体当たりを呉れてやり、
扉から2m余りも後ろまで突き飛ばした。一瞬、空気が固まったが、
驚いた高校生2人を発散の極(pole)として、
他は何事もなかったかのように地球は回り続けた。
3年前(M1)の頃に逆戻り。
しばらく昼食もライスのLからMで我慢していたのに。18.46%の増加率。
体重も60kg越えを許容しているのがマズいかも。
身長も年々伸びてきている。
調子に乗って、福岡県と佐賀県の市町村図を書いてしまう。
初めての試みではあったが、まあ、なかなかの出来ではあった。
が、行ったことのある地域を忘れてしまうのは如何なものか。
書き忘れた市長村、御免なさい。
出来れば、3、4年後にこうならないように反面教師として認識してもらいたい。
下大利駅経由で平野ハイツ入口で下車。同じ目的の人がいたので、尾ける。
途中でかわして、ダムの麓に出て、階段をひたすら登って会場に到着。
とにかく暑い。日射しが強く、気温もかなりある。
アップを軽くこなし、着替えた場所に戻る。
と、2週間前に会った人(お互いに名前も既知のようなので、Cさんと)に再会。
最近のレースの出来とアビスパについて語り合う。
Cさんの地元なので、いろいろとコースについて教授してもらう。
アップでも分ったが、アップダウンがあって楽なコースではないようだ。
10:15スタートのはずが、若干遅れたようで、突然30秒前からコールされた。
スタートしてから先頭集団にしばらく着いていった。
が、着いて行くことは、始めから諦めていたけん、坂を登る辺りで、マイペースに。
だが、どうも、最初っから飛ばしたせいか、息が切れ、
スピードに乗れずに、しばらく抜かれ続けた。2kmくらいまで行って、
やっと安定したが、どうも2ヶ月前の調子とは違って、遅かったようだ。
ダムの周回コースを3周ちょい走らんといかんけん、
1周走ればコースは掴めるが、そのアップダウンには3回も苦しまんといかん。
2周目を周るところで、5kmの部を走り終えたCさんと言葉を交わす。
残り3kmを切って、もう抜かれはしないし、抜くのもどうだろうと思っていたら、
2kmを過ぎて、後ろから勢い良く2人のランナーが来た。
ちょうど下り坂やったから、これを逃げて、飛ばして、前の2人を捕えた。
そして、後ろの2人も加わり、だんごになった。
そのうち、小生を含めた3人が抜け出し、その後、
後ろで引っぱっていた調子の良さそうなランナーと2人になった。
こちらも1km辺りでスパートするつもりやったけん、
少し早い気もしたが、このランナーを牽制して、そのまま抜いて前に出た。
1kmを過ぎ、かなりきつくなったが、後ろの人達も同じようで、
詰められることなく、ゴールへ。
ゴール前の大きな時計は、既に自己記録を越えており、がっかりでゴール。
暑さだけでなく、練習不足は否めない。速報や新歓がなければと悔まれた。
記録は伸びなかったが、勝負には勝ったのが救い。
Cさんと話しながら戻る。さすがに地元だけあってCさんは知りあいが多い。
挨拶をして別れ、着替える。抽選会や最終的な結果の発表までは、
相当時間があるようなので、猶且、今日の天気は崩れる傾向なので、
早めに黒金山に取り掛かるために早々に去る。
ちょうど最後のランナーがゴールに向かうところだった。
今走っていた道を逆に時計周りで歩き、いこいの森キャンプ場への分岐へ。
ここで、小学生のランナーをやりすごし、おにぎりを1つ食す。
周回コースからはずれ、南下。そのうち、
車止めの冊をされた牛頸林道とキャンプ場への分岐。牛頸山へは林道が近いようだが、
黒金山から縦走する予定で、
確かキャンプ場から道があると文献でチェックしておいたので、
左のキャンプ場へ。管理事務所を通り過ぎて、しばらく行くと入口。
コテージやテントがかなりあって綺麗な(人工的)所だ。
19'19(5km)-19'24(10km)
整備された坂道を登る途中で、少し"それ"らしい匂いがする。
寺院かもしれない。登りつめた尾根道をしばらく行くと黒金山。
天候が崩れる前に、なんとか牛頸山まで行きたい。
すぐに縦走路を進む。しばらく行くと下る。
小さな渓流にかかる橋を渡り、再び登り出す。
人がおらず、静かで心地良い。
しばらく行くと、本日最初で最後の登山者と擦れ違う。
西への道を行くと、三市町山のピーク。
ここから北西の方向に牛頸山らしいピークが見える。
脆くて崩れ易い岩盤なのか、生い茂った山ではないことが、遠くからも分る。
ここから北寄りの進路を辿り、しばらく行くと、有名な擬(偽)ピーク。
この先に、ちゃんと標識があったが、よく見ずに右方向の道を辿ってしまい、
袋小路へ。引き返し、赤テープを辿ると、擬ピークからの道と合流し、
真のピークへ。ちゃんと三角点があるし、標識も多々ある。
中には、今日付けの単独行を示す標識もあった。
おそらく、先程擦れ違った人のものだろう。
白旗山や龍ヶ岳で見た、同じ人による黄色の小さな標識もあった。
こんな風に、達成を示す標識を付けるのが流行りになるのか。
人気のある山だと、何十人分ともなって、最早、神社の願掛けのようになりそう。
山頂から先に伸びる道を下ると景色の良い場所があると文献で見かけたので、
滑り易い斜面をロープになるべく頼ることなく下ってみるが、しばらく行って、
諦め、引き返し、頂上でおにぎりを1つ食す。
雨が降る前に早めに去ることにする。
元来た道をそのまま引き返す。林道へと下っても良いが、
黒金山からの縦走路は、メジャーなルートでないにも関わらず、
ある程度整備されていて、広葉樹からなる気持ちの良い部分もあった。
何箇所か分岐があるので注意は必要だが。
途中の渓流で水分補給し、キャンプ場へと下る。
多くの人がバーベキューとかやっていた。
キャンプ場から抜けた辺りで雨粒が大きくなり、傘をさして車道を行く。
牛頸ダムを時計回りに回る。駅伝や全てのイベントが終わったらしく、
帰途に就く車に度々抜かれた。
母方の叔父にも既にバレていたらしい。
しかも小まめにチェックされていたようだ。
何かと、よろしくお願いします。鹿児島ではお世話になるでしょうから。
水谷、平島-千代反田-増川-アレックス、山形-米田-篠田-古賀、
田中-ベンチーニョ。
大宮の選手紹介でレンタル移籍した久永に対しては、全くの無視だった。
ブーイングか、どちらかだろうと思っていたが。
試合は1点を取って逃げたい大宮を、如何に崩すかにある。
前半は、最初こそFW高橋が前に出て来たが、そのうちに消え、
FWバレーにボールが行かない限り攻撃を受けなくなっていった。
自然と攻める回数は増えたものの、右の山形もかなり警戒されて、
左一辺倒の悪い癖が出始めていた。
流れが福岡にあった時に、相手にとって高い位置での、
米田の不用意なパスミスにはヒヤリとさせられた。
そんな中、アレックスが中央に切れ込み、
振り抜いたボールはキーパーが反応が間に合わないくらい速いものだったが、
惜しいかな、バーに嫌われた。
その後、前線に残るバレーへのボールに、
マンマークしていた増川が前で処理しようとしたのを、上手くかわされ、
他に2人追いかけたが、45°の位置からGK水谷と1対1になり、冷静に押し込まれた。
それまで、落ち着いて対処していた増川のたった1つのミスで失点してしまった。
大宮にしてみれば、してやったりの、先制点だったろう。前半はこれで終了。
後半頭から久永が代わって入って来た。古巣相手に燃えていることだろう。
後半になっても福岡が押し、今度は右SBの平島がガンガン上がるようになった。
彼がボールを持つと博多の森の空気が変わる。サポーターからの人気は高い。
後半22分に、やはり平島が右から突破すると、
久永が誘われるかのように堪らずタックル。平島は少しおおげさなくらい吹っ飛び、
久永は2枚目のイエローで早くも御役御免(退場)となった。
古巣相手で博多の森での退場劇は、少し哀れに見えた。
誰よりもはりきっていたであろうに。
その直後のFKを古賀が蹴る。壁は誰も立っていない。大胆というべきか。
ボールを蹴るや、途中交代で入った太田が頭?でニアに合わせ、同点に追い付き、
博多の森のボルテージは上がった。
が、当の本人はゴールマウスで倒れたまま。ポストに体をぶつけたらしく傷んでいた。
しばらくして、復活して、ピッチに入り直したものの、やはり痛むのか、
すぐに宮崎と交代した。(その後、脾臓損傷と判明。)
この太田のゴールで一気に流れは、相手より1人多い福岡に傾き、
大宮はトップにバレーを置いて残りは退き、明かにドロー狙いに来た。
これに対して福岡は当然のように、前線に人を密集させ点を奪おうと、
躍起に攻めまくるが、なかなか中に持ち込めずに、
ロスタイム3分の表示が出てしまう。
そのロスタイムも2分を消化し、今日もドローかと云う空気が満ち始めた時に、
ペナルティエリア内を、
後半途中からMFからFWにポジションを代えた山形がドリブルで4人かわし、
冷静にゴール右隅に決め、博多の森は歓喜の瞬間を迎えた。
そして試合終了。
膠着した、フラストレーションのたまる試合を一気に変えた、
そこに相転移点があるかのような、素晴しいゴールだった。
しかも、このゴールはチームに勝ち点2を呼び込み、
自身の福岡との契約もより堅いものにしたであろう。
1年前のリベンジ。
つまり、リベンジのリベンジということになる。
昨年は荒川峠からエネルギー切れを起こし、あわやというところまで
に至り、十坊山-雷山は長野峠で挫折してしまっていた。
福吉駅からは、もう慣れた道。中村から登山道に入り、ひたすら登る。
日なたこそ、日差しが照りつけるようではあったが、
このコースは木陰の中を行くので、
その点良かったが、虫が多く感じた。昨年よりも頂上は遠かった。
頂上には先客がいた。
義務的に頂上の岩に登る。もちろん鎖は使わず。
頂上からの景色は、昨年は余り良くなかった分、今日は素晴らしかった。
西は虹ノ松原、鏡山、東は二丈岳、志摩の海がクリアに見える。
鎖を使わずに下りると、着地に失敗し、手を付いた。かっこ悪し。
おにぎりを1つ食して、そそくさと下る。相変わらず、滑り易い道だ。
白木峠に下るところで、今日2回目の人間との遭遇。
七山村が、整備したらしく、入山届けなどのポストが作られてあったり、
紙のガイドまで配布されてあった。素晴らしいの一言。
浮嶽までは90分コースをひたすら行く。
3回目にもなると、ペース配分を十分に練れるために、44分で頂上に到着。
記憶よりも楽だった。また南斜面の木を払ったのか、眺望が良くなっていた。
おにぎりを1つ食し、アミノバイタって縦走路を下る。
すぐ下にある大岩から景色を眺め、すぐに縦走路へ。
昨年は、荒谷峠への縦走路で誤って北へ進路を採り、面倒なことになった。
さる情報筋から、整備されたと聞いてはいたが、果たして、その通り、
昨年の状態とは、まるで違った。
浮嶽から、縦走路に木製の立札が埋め込まれてあって、安心して、
後顧の憂いなく、前に進むことが出来る。
途中で昨年間違った地点を確認して、荒谷峠に出る。
すぐに女岳へ登る。記憶よりも距離は長く、きつい。
頂上は、遮るものがなく、暑かったが、しっかり、おにぎりを1つと、
アミノバイタル。そして、小キジを撃たしてもらう。
昨年は、ここから、道は荒れていったが、
今回は荒れた感じは充分には消し去ってはないものの、
途中途中に立札やシール。間隔が多少開く所もあったが、
まず迷う心配はない。しばらく行くと荒川峠。
ここで、エネルギー及び水分補給。おにぎり1つとアミノバイタル。
なにしろ、羽金山までは6kmある[120分標準で設定されてあるようだ]。
昨年の地獄は再現したくない。ここを発った直後に車が去っていった。
しばらく行くと、昨年迷いに迷った植林地帯だったが、
全く神経も費やすこともなく通過。整備していった方々には頭が下がる。
本当にマイペースで行ける幸福感を感じた。
立札には、細かく後〇〇分と、時には2分単位で書かれてある。
776mピークがちょうど中間点のようで、ここでしばし休憩。
それ以外にも小まめに休息し、水分を摂るように心掛けた。
この776mピークから先の道は急登がなくなり、植生も広葉樹が主体となり、
本当に気持ちの良い縦走路となる。昨年はフラフラになりながら歩いて、
印象に残らなかったが、これは、なかなかのコース。
さわやかな陽が照り、緑の綺麗な木々の下を、涼しい風が舞う時などは、
至福である。幸せを感じつつ歩く故に、時間は長く感じない。
そのうち、河童山への分岐。ここでも昨年は、真っ直に河童山に突っ込み、
道を探しあぐね、危機的状況を演出した。
だが、どうだ、今年はちゃんと方向指示の立札はあるし、到れり尽せり。
昨年を知るが故に、今年のこの環境の有難味が理解できるというもの。
とりあえず、河童山に寄り、休息しつつ景色を眺める。福岡市内も見え出した。
分岐まで引き返し、羽金山へ。一旦下り、再び登るわけだが、
ここの縦走路がハイライト。
この区間は短かいが、最初から最後までで1番だったと思う。
しばらく登ると金網が現れ、昨年は誤って南に行ったが、そのまま進めば、
独立法人化した通信総合研究所。
インターフォンで入らせてもらうように頼み、失敬させてもらう。
中に入り、アスファルトを登って行くと、三角点があった。
すると、職員の方?が出て来られ、名前を書かされた。
いまいち話しも盛り上がらない。まあ、向こうは働いているわけだし、
こっちは多少汗臭いわけだし、しょうがない。
名前を書いて、挨拶をして、こちらもすぐ下ることにする。
木のベンチはあるが、でっかいアンテナとアスファルトで味気ないし。
場外に出て、再び金網の横の縦走路を進む。
昨年休息した裏門(搦手)のようなところから一気に長野峠へと下って行く。
ここからは昨年と余り変わっておらず、少しがっかり。
まあ、それでも道に迷うことはない。
特筆すべきこともない。
最後の長野峠への直角に折れる下りには、ちゃんと指示版が出来ていた。
長野峠は、昨年は小川が流れていたので、それを目論んで水を補給する予定だったが、
今年は水量に乏しく、仕方なく、小川を掘って、
ちびりちびりと昨日買ったばかりのプラィパス(1l)に補給した。
水量が乏しいので半分しか入らない。
おにぎりを1つ食して、雷山へ。
本日の目的のコースへ。
昨年から、この長野峠-雷山間をやり残していたことだけが心残りで、
今日の縦走があるわけだ。今日のメインはここにあると云っても良い。
縦走路に入ると、さっきから唸っているバイクのオフロード場の横を通ることになる。
土埃の立つ中を、騒音を嫌でも聞かされながら登らねばならない。
おまけに植林地帯で面白味がない。
しばらく行くと、急登。一気に疲れが出て来て、
登るのに心臓に負担がかかるのが分り、ゆっくりと歩幅を緩めて登ることにする。
水分がやや足りないのか、登りが本当にしんどい。
が、道はひたすら登り。堪えに堪え、なんとかNTT中継所へ。
ここで休みを入れ、たいぶ回復した。
しかしながら、雷山山頂まではスキー場を一気に登ることになる。
ゆっくり、ゆっくりと無理をせず、頂上へ。久々に登山者と擦れ違った。
頂上には、登って行くのが見えていたが、先客がいた。
ゆっくりと休んでいると、どっかから来たのか聞かれ、
待ってましたと云わんばかりに、さりげなく、十坊山からだと告げると、
期待より心持ち大のリアクション。この辺りの山について雑談するうちに、
体も休め、日没も考慮せねばならぬ故に失礼する。
次は井原山。
前は三瀬峠から雷山へと縦走したが、
この井原山-雷山間はそんなにきつくない印象があった。
井原山の方が低いものとばかりに思っていて、下りは飛ばすことにした。
途中、幾人かと擦れ違う。再びナイスリアクションを戴く。
1回、両腿の側面を攣り掛け、ピンチに陥いった。
ここから登り下りも無理をせずに行き、井原山到着。
先客が1人。もう、胃はおにぎりは受け付けないようなので、
ウィダーインゼリーを摂る。長野峠での水も。
三瀬峠までの時間が心配で、すぐに去ることにする。
ここからは、どんどん高度を下げて行くはず。
たまにピークのために登りがあるが、ゆっくりと行けば、
今の状況でもそれ程でもない。しばし行って、また両腿側面を攣る。
再び攣らないように慎重に下る。走るようには下らない。水分補給も小まめに。
17時を過ぎて、陽はだいぶ傾き、欝蒼とした南斜面は暗い。
ひたすら下って、新村への分岐を通り過ぎ、しばらく行って、
2人の方々が休憩していた。三瀬峠までどのくらいか聞かれたが、
具体的に記憶になく、でも、もう距離のないことは伝える。
ここでのリアクションもOK。記憶のある送電線に出て、安心。
最後の車道に出て、それからの道を見失い、仕方なく車道を下って、三瀬峠に出た。
金山に登って、花乱の滝コースで下りたかったが、時間的にも体力的にも無理。
やむなく、車道を下る。結構、交通量は多い。飛ばし屋や吝嗇家か。
とにかく、車道歩きはうんざり。この辺りは不法投棄が多いらしく、
看板はもとより、センサーまであって、車が止まるとサイレンが鳴る仕組のようだ。
前の方で車が止まって、突然サイレンが鳴って、何かと思ったが、なるほどと納得。
しばらく行って、違う場所で、小生の歩くコースがセンサーの領域にかぶったらしく、
悪いこともしてないのに、サイレンが鳴った。冷静に聞き流す。
途中の渓流で水をプラィパスに補給。水にしばらく漬かったせいで手が冷たくなる。
しくじり、左足も濡らす。再び車道へ。しばらく行って、
トンネルからの車道と合流し、うんざり度はピークへ。
しばらく行って、旧道への道に回避。これは賢明な判断だった。
高い陸橋を渡らずに済むし、車が全く来なかった。
野河内に出て新道と合流。歩道が発生し、着替える。
バス停で時間を調べたら、次の便まで相当ある。
仕方なく、麓?の陽光台まで行って、それより早い便があることに賭ける。
ひたすら歩く。歩道があったのが唯一の救い。
19時くらいに日没し、真っ暗。工事中のせいか、歩道のないエリアがあって、
右側通行していたために対向車が恐かった。そのうち陽光台に着いたが、
それより早い便はなく、結局バス賃を稼いだだけだった。
15分くらい、もう無駄歩きはせず、本を読んで待ち、早良営業所で乗り換え、
脇山口で地下鉄の乗り換え、帰宅。
本日の装備:おにぎり×5、アミノバイタル×2、ウィダーインゼリー×1、
アクエリアスの1:1の水割り1リットル、茶1リットル、ブドウ糖。
折りたたみ傘、レインコート、タオル×2、ダウンジャケット、シャツ。
2万5千『浜崎』『雷山』『背振』、文庫、山のガイド本、手帳。
デジカメ、etc。
水はもう少し必要だったかも。
水谷、平島-千代反田-増川-アレックス、山形-米田-篠田-古賀、
田中-ベンチーニョ。
試合開始から、好天気なせいか、緩慢な空気が流れていた。
多少、相手をなめていた部分もあったのは否めないだろう。
福岡はトップの田中にボールが落ち着かず、思い通りの展開にならない。
一方の仙台は、どちらかというと意図した内容であったようだが、
最後のパスの精度が悪かった。それでも、財前が右サイドでキープし、
タメを作って、FW萬代のあわや、というシーンを演出していた。
お互いに精彩を欠いたまま、前半終了かと思いきや、CKのこぼれ球を、
ベンチーニョが中へ再び折り返すと、ドフリーの篠田が落ち着いて、
ヘッドで叩き着けて、先制した。
とにかく内容のない前半ではあったが、先制したのが唯一の収穫だった。
後半になっても、さほど展開は変わらない。ぽわーとした雰囲気。
精彩を欠いたFW田中に代えてFW福嶋が入り、しばらく後に、
相手GK高桑のDFへのパスが、そのまま、MF古賀に渡り、
これを落ち着いてクロスを上げると、福嶋が見事にヘッドで叩き、
ゴール右隅に決め、勝負あったかと思われた。
これで緊張が切れたのか、その2分後に左サイドを突かれ、
クロスがFW佐藤の頭を経由して、ファーにいたFW中原に流れ、1点返された。
だが、福岡も反撃に転じ、古賀がドリブルでPAに進入すると、
どう考えても得意の左足では蹴られない状況であったにも関わらず、
相手のファールを誘って見事にPKを得た。
前回のPKからキッカーは、ベンチーニョからアレックスとなっていた。
PKに関して、サポーターにもある程度信頼されたアレックスをもってしても、
再び左ポストに嫌われ、弾かれクリアされた。
このPK失敗が、一気に流れを仙台に傾けた。
再び左サイドを突かれ、クロスを中原に決められ、同点に。
一方の福岡はボランチ米田をFW林に代えて、とにかく1点取りに行った。
が、中盤はカスカスに。さらにDFラインはガタガタに。
そこを仙台に突かれ、ロスタイムにFKから、
ディフェンス陣が揃わないうちに再び左サイドを突かれ、
クロスをシルビーニョに決められ、逆転されて、試合を終えた。
久々に味わう敗北。
そりゃ、
公式戦では昨年6月から観ていないわけだから。
しかし、それ以上に屈辱的な敗北だった。
J1最後の清水戦、
J2初年度のセレッソ戦に匹敵した。
footballにおける2点差ほど恐いものはない。
2点差だと、
相手に守備を捨ててやっきに攻められ、それをどうかわすかが難しくなるのだろう。
カウンターで3点目を取れるチームであるなら恐いこともないだろうが。