恒例の太宰府参り。これと云って、祈ることもないが、
参らないと、1年が始まらない気がする。
日曜だけあって、人は多かった。速攻で参拝を済ませ、時間も余ったけん、
九州自然歩道でも軽く歩くかと思い、駅を通り過ぎ、
駐車場のある方へ向かう途中にある観光用の地図に、
"それ"が載っていたけん急遽行くことにした。
住宅地となり、跡形もないだろうと思ったいたのが、碑だけでもあるとは。
小さな公園と化した"それ"を見て、帰宅。
御三卿と外様が来て、筥崎宮に参拝し、車で適当にドライヴ。
適当な場所がなく、雁ノ巣への道を行くうちに志賀島を1周した。
志賀島の付け根で、高価な晩飯を喰らい、天神で解散。
黒崎駅に8:25に着き、馬場方面に向かう8:31のバスを探せども、
行き先を覚えておらず、一苦労。おまけに駅からの案内板も不親切で。
前回、花尾山に行った時も大変だった。
まあ、ともかく、なんとか見付け乗り込む。そして、馬場にて下車。
早速、熊野神社裏手にあるという"それ"に向かう。
登り出すと、上から犬が。イノシシかと一瞬ビビッたが、飼い主もおって、
ついでに行程を聞いてみたが、はかばかしい結果を得られなかった。
とりあえず、登ってみるものの、確かに、言われたように竹薮で行く手を阻まれる。
冬だし、余り無理はしないつもりだったし。
仕方なく諦め、別の登り口を探す。
神社から南にちょっと行った所にちゃんとあって、躊躇なく登り始める。
道はある程度ついていて良かったが、結局、最後は竹薮で断念。
[帰宅後確認してみると誤った山に登っていたことが判明。]
最近、何かと忘れることが多くなったが、
今日はしっかりタオルを不備だったことが判明。
これは正直つらい。ハンカチとしての小さなタオルしかなく、やってられない。
とりあえず、予定通り、畑貯水池へ。
堰堤のすぐ下のところで"どんど焼き"らしきことをやっていて、
竹がパンパン炸裂して、モクモクと煙をたなびかせていた。
その横を通って、車道へ登り切ると、すぐに"それ"の入口。
登ってすぐに到着。採掘されて原形をともなっていないのが残念。
ことを済ませ、下る。そして、金剛山へ。
国道に出て、住宅地の方へ進路を変えたところでコンビニを発見。
タオルを購入。世の中便利になったものだ。
さらに南下して、金剛バス停へ。すぐ近くに金剛山入口の標識がある。
そこから入って行くと、2箇所の分岐では途中標識は折れているものの、
だいたいの方向は掴め、水無し川を登っていく。
途中、ある獣の走り去る足音が聞こえた。声をたてずに。
ある程度まで行くと、金剛山の修行場のような所がある。
残念ながら、滝は完全に干上がっていた。
それからが急登の連続。ひたすら登り切ったところに風岩がある。
かなりの巨岩だ。3000人分の漬物用の石には充分だろう。
そこを抜けると尾根道に出て、急に楽になる。
東にちょっと行くと金剛山頂上。南側は全く見えず、北西の折尾方面が一望できる。
おにぎりを1つ食し、体が冷えて寒くなりだし、すぐに尺岳方向の縦走路へと下る。
道はおそらく正しいのだろうが、不安は尽きない。
赤いビニールテープを頼りに、しばらく登ったり下ったりを繰り返し、
南からの竜王峡からの道と四方越で合流する。名前の通り、四叉路になっており、
北方向が畑貯水池方面への道で、東が今から行くべき、尺岳方向になる。
ちょっとメジャーな道に入り、一安心。
この辺なら倒れても、なんとか助かるかもしれない。
少し行くと、休憩中の登山者を発見。挨拶をして抜いて前に行く。
さらに下って来る団体も来たりと、休日だけに山好きは寒さとは関係ないようだ。
途中で、ふと"たぬき水"のような自然水を渇望したら、
待ってましたといわんばかりに小渓流をよぎり、
飲む。甘くて、冷たくて、最高。
そして、九州自然歩道と合流すると、すぐに尺岳平で、久々に尺岳山頂に登る。
ここには誰もおらず、雄大な景色を一通り楽しんだ後、おにぎりを1つ食し、
アミノバイタって、いちご大福をほうばる。
刺激的?なすっぱさと餅の食感が疲れた体を癒してくれる。
完全に冷え切った体で縦走路に出て行く。
余りにもフラット過ぎて、なかなか温まってくれない。
『雲取山を経て内ヶ磯』の標識から入る。
すぐに頓野林道に出て、そこを交差して、雲取山の取り付き。
そのまま、登山道に入る。
誰一人としておるまいという予想だったが、意外や意外、夫婦?ペアと擦れ違った。
しばらくして、福智ダムを登ったところにある、
最近整備されていたであろう方面からの道と合流し、頂上へ。
頂上は先程の風岩程ではないが、大きな岩が最高点となって、
最近整備されたらしく、真新しい白の頂上を示す標識や、
福智・鷹取山方面は伐裁されたのか完全に視野がひらけ、
手作りのベンチまでもある。
だが、"それ"の跡がはっきりとしない。
ここで体が冷えないように素早くおにぎりを1つ食し、すぐに下りにかかる。
西に尾根伝いに縦走路を行くと、どうも"それ"の跡。
[帰宅後、確認してみると、まさにビンゴ。古。]
しばらく、撮影、や、探索してみて、下る。
さっきから肌寒くて洟も止まらない。
なだらかな尾根道から、急にザラ急斜面へと変化。
地面の土が粗くなり、ちかっぱ滑り易く、しかも急斜面。これは難コース。
さらに下ると、今度はジャリ地獄。
ふんばりが全く効かず、ゆっくりと進み、つま先に力を掛けたせいでかなり痛む。
勘弁してくれよ、と、しばらく下ってやっと出口。
これは、本当にしんどかった。
内ヶ磯に出てしまえば、こっちのもの。まだ、時刻は14:30を回ったばかり。
11月に歩いたばかりやけん、目をつぶっても行けそうな勢い。
寄り道もしたいところだが、結構足の裏とか、つま先がきとうけん、
そのまま直方駅へ。ダウンが汗で濡れているので、尺岳から全然着込まずに、
2枚だけで通したが、やはり寒い。
かしわ肉入りうどんを立ち食いし、快速で吉塚駅まで。
十日恵比須神社に冷やかしで寄ってみる。
さすがに掛き入れ時らしく、わざわざ賽銭を出して拝むのに並んどる。
それを見て、充分と思い、帰宅の途に就く。
3月17日発売。SWPの昨年6月以来のアルバム。
今回は前回とは異なり、
コンセプトアルバムではなく完全セルフプロデュースとのこと。
彼らの世界をFullに堪能できそうだ。今年も来福しないのだろうか。
昨年のライヴで印象に残った曲であろう、
『I Just Wanna Kiss You』も1曲目にしっかりと収録されているようで、
この上なく嬉しい。
1度くらいは難所ヶ滝を見ておきたいと思い実行に移す。
午後から天気が崩れると云う予報を踏まえ、妙見バス停の始発7:59に乗車。
初めて行くところで、バスがちゃんと目的地に着くか心配だった。
昨日の晴れ模様で雪はだいぶ解けたようだ。
若杉山は昨日の昼くらいまでは、遠目に白くなっていたが、もう今日は、
南壁は完全に緑だった。目的の難所ヶ滝は大丈夫かと、ちょっと不安。
障子岳バス停で下車し、昭和の森に向かう。
バスの乗客は小生が最後の1人になっていた。バスで行く人は少なくともいないのか。
しばらく歩くうちに乗用車にどんどん追い抜かれた。
昭和の森公園の駐車場は大盛況。団体を乗せた観光バスまで。
ともかく、難所ヶ滝に向かう。林道が最初続く。突然、分岐が現れ、
昨年の水害による通行止の看板があるが、
後続も来るので、不安ではあるが右へ。
しばらく行くと、道路脇に雪が残っている。
木々が土もろとも流された格好になっているものの、歩くのに支障はない。
万一の安全の保証はないかもしれないが。
さらに行くと、林道は終わり、登山道に入る。
前を行く人をこんなに抜いたのは久々のような気がする。
徐々に高度を上げるにつれ、雪だらけになる。
また下りて来る人もちらほらと。
しばらく行って、雪のために道を見失い、後続の人と話していたら、
下りの人が違うところから来て、正しい道を確保できた。
そのうち、傾斜がきつくなり始め、とにかく滑らないように、
1歩1歩確実に進む。そして、宝満山への分岐を過ぎると、難所ヶ滝だった。
目の前を普通の運動靴で、急斜面でびびっとう人がいた。
その人がロープに身を任せて必死に上がっているのを後目に、
こちらは木や石を確保して、重心を低くした低姿勢で抜いて先に見物する。
どうやら、今年は例年よりも小振りという、周りの方々の話だったが、
まあ、ここまで登って来ただけの物ではあった。
見終えて、そのまま滝の前を過ぎて、前を行く人の後を付いていく。
縦走路に出る道だろうと見当だったが、聞いてみると、その通りだった。
頭巾山からの下り道について聞いてみた。
道はしっかりしており、急斜面があり、こっちよりも人の数が少ない分、
雪も深いんじゃないかというアドヴァイスだった。
こっちは人が多く通る分、行き交う時に止まる必要はあるし、
岩が多いためにアイゼンでは歩きにくいだろうと、推測はつく。
しばらく行って、夫婦ペアを抜いて、縦走路に出た。ともかく、宝満山を目指す。
縦走路は柔らかな雪で、歩き易い。傾斜のあるところを下る時は滑りそうで恐い。
下りで、アイゼンを装着するかと思案する。
長崎鼻を通過し、しばらくで仏頂山。さらに、ちょっと下ると宝満山。
さすがに宝満山付近は登山者が多い。物好きの集まり。
参拝を済ませ、おにぎりを1つ食す。
今日は見通しが良く、古処三山、英彦山、犬ヶ岳、さらには九重も見え、
硫黄山から噴煙が上がっているのさえ見える。冬ならでは、か。
三郡山へ向かう。休憩のために着ていたダウンを脱ぐのはしんどいし、
さっきの宝満山の最後の岩登りで、
安全確保のために防水性のグローヴカヴァーをはずして登ったために、
手袋が若干濡れて手の指の先がかじかむ。
縦走路をひたすら進む。天気は良く、最高の気分。
前回は吹雪かれたが、
今日は青空の下さわやかな雪中行軍。
非現実的、隔絶的なところが良い。
縦走途中で、必要性を感じ、人生初めての(4ツ爪)アイゼンを装着。
縦走路は土が出ているところや岩が露出していて、
その部分についてはアイゼンは使いたくなかったが。
装着時の正しい歩き方なのか知らぬが、
雪道の時には歩き方を変えて、上から押さえ付けるようにして歩いてみた。
が、右足の締め具合が悪く、すぐに1つのゴムがはずれ、イライラする。
その後、幾ら付け直しても、はずれるけん、もうほったらかしておいた。
三郡山手前で遅い5、6人の集団に追い付き、前へ出られず、またイライラ。
強風の舞う頂上でおにぎり1つとアミノバイタル、いちご大福を食べ、
アイゼンを正確に装着し下る。
4ツ爪ながら、心なしか、滑らないようで、持って来た甲斐があったようだ。
それにしても、年配の方程、装備は充実している。羨ましい。
すぐに20人くらいの集団に追い付き、幅の広い緩やかな縦走路で、
ダッシュして一気に追い抜く。自分で云うのもなんだが、かっこ良かった。
と思う。
頭巾山への道に入る。
すぐに頂上で、近くで団欒している人達がいて、そこを通過して、尾根筋の下り道へ。
余り人も通らないようで、確かに雪道は荒れておらず、歩き易い。
しばらく行くと急斜面で、ロープをなるべく使わないで滑るようにして下る。
高度を下げるにつれて雪も解けかかり土が露出し始める。
アイゼンを脱ぐタイミングが難しい。
初めて装着するわけで、何時装着するのか、脱ぐべきなのか、分らない。
ともかく、かなり下り、全面土になったところで、脱いで休憩を入れる。
その後下るとまだ雪面は残っとって、ちと後悔。
やはりアイゼンなしでは滑り易く感じる。
そのうちに雪も消え、やっと土のみになり、発掘中の寺跡を少しばかり見て、
キャンプ場に出た。あとは車道をひたすら下り、途中川の水を飲んで、
昭和の森を経由して障子岳バス停へ。
暖かく、下山したのが早すぎたか、と少し後悔。
バスに乗っている間にいつのまにか雲行きが怪しくなり、
吉塚駅からチャリで帰る頃には、ポツリポツリと感じられ、
その15分後には家の中から、しんしんと降る雨を見ることとなった。
こう天気予報と自分の計画がマッチすると最高。
クロアチアから一時休暇で帰省して来た友人を高校の同窓で囲む。
なかなか5人の共通の話題が見付からない。
事実は事実として受け留めねばならない。
相変わらず、自宅の冷暖房を点けない試みは継続中であり、
もう3年目に入っている。
別にケチっているわけではないことを小生の名誉のためにも記しておきたい。
名誉があるのかどうかは不問にして。
結果的に電気代はセーブできてはいるが。
だが、こともあろうに、まさか屋内で左足親指が"しもやけ"になろうとは、
誰が予想しようか。神のみぞ知る、のか。
納豆スパゲティを、
キューピー
の和えるパスタソースシリーズの『納豆』でからめて、
時折食べてはいるが、味がどうも単調で途中で飽きる嫌いもあるので、
試しに生卵を入れてみた。
最高。
少し辛めの醤油ベースのソースを卵が中和させるものの、
かと云って、その味を否定することなく、寧ろ強調させるところがある。
さらに、卵と納豆の相性も共に粘り系として良く、
卵のかかった納豆とパスタが口の中で弱い相互作用の下で小躍りする。
まさに、卵は前面に出て来ないものの欠かせない、心憎いプレイヤー、
footballで云えばボランチみたいなところがある。
弱点を強いて挙げるなら、卵によってパスタが冷えてしまうことくらい。
速攻で食えるなら、充分に補える要素ではありうる。
さらに、好みを云うのなら、
パスタは今のところ、バリラ(Barilla)が好きだ。
弾力感のある、あの歯ごたえが良い。
うち1通は、手の込んだvirus送信者(********@amstex.tex)。 業界を知っている人間か。次は(******@g77.f)かな。
2週間前と同じでだし。
障子岳バス停到着前に乗客は1人になったのも同じ。
下車して、昭和の森に歩き出すと、道路脇に雪がちらほらと。
1週間前の寒波の余韻が感じられる。
というか、余韻を求めるのが、今回の目的であるわけだし。
願わくば、難所ヶ滝の規模が大きくなっていて欲しい。
昭和の森の駐車場は今日も賑わっていた。
林道を行くと、部分的に凍っていた。
登山道に入る直前辺りで周りがアイゼンを装着していたので、
小生も確かに必要性を感じ装着する。今回は上手く行った。
2週間前に比べ雪は確実に厚みを増し1回解けて凍った感じで、
まさにアイゼンの活躍の場。待ってました、と言わんばかり。
凍った雪の上を、"ザクッ、ザクッ"と踏みしめる感覚がたまらない。
前回気付かなかったのか、難所ヶ滝の手前で右手にある滝も凍っていた。
最後の急斜面にはロープが張ってあったが、断固としてこれを用いず、
アイゼンを頼りに時には木に掴まりながら登る。
難所ヶ滝の方は以前よりも白みを増したように見えたが、規模は変わらず。
残念。まあ、予想通りって云えば予想通り。
少し下って、河原谷(ごうらたに)コースを登る。
ちょっと傾斜角度が上がり、アイゼンをしているもののヒヤヒヤしながら縦走路へ。
仏頂山への道の雪も1回解けて、また凍ったようで、アイゼン大活躍。
宝満山への最後の鎖場ももちろん鎖に頼ることなくクリア。
頂上は相変わらず物好き達で賑わっとう。
2週間前とは対照的に、水蒸気のせいか霞んでしまって、周りの山々がさっぱり。
いつものように神社を参拝して、おにぎりを1つ食して仏頂山へ。
予想以上に汗でパンツがベッタリ。すごい不快感。
上着の方は、今日は前日購入のNORTH FACEのJacket V3のおかげで、
それ程寒くはないものの、やはりしばらく止まってしまうと体が冷えてしまう。
すぐに仏頂山を経て、縦走路を行く。
2週間前程にないにしろ、宝満山方向に向う人と時々すれ違う。
途中、頭巾山に寄り道して、三郡山へ。
縦走路の途中で右足のアイゼンの裏に、
小枝が斜めにはまり込んでいるのを発見し、
苦闘の末になんとか引っこ抜く。2分くらい消費した。
三郡山の頂上でおにぎりを1つとアミノバイタルを。
宝満山方向について聞かれたので、さもベテランかのような感じで応答する。
でも間違ったことは発っしていないはず。
今日は、砥石山まで行って、昭和の森に引き返すつもりで来たが、
天気も調子も良いので若杉山まで行こうかと思案する。
問題は昨年の水害で道が荒れているかどうか分らないこと。
しばらく砥石山方向へ下る。ほとんど人はいないようだ。
ただ踏み跡はしっかりあるけん、迷うことはない。
この縦走路は南北に走っとうけん、直射日光を浴びているせいか、
かなり解けかかった部分が多い。おかげで靴は濡れまくって、
少しずつ靴に染みてきて不快。
しばらく行って、内住から来た人と擦れ違う。
若杉方面の情報が聞きたかったが残念。さらに、ひたすら縦走路を行って、
前砥石近辺で若い3人組と擦れ違う。若い人には聞きづらく断念。
砥石山手前の急斜面をクリアして展望の効かない頂上で一息。
水分補給とアミノバイタる。雪のせいで、喉が喝く。
靴は濡れて、凍傷はないだろうが、しもやけにはなりたくない。
少々、雪にはうんざりしてきた。
すぐに若杉方面へ。
鬼岩谷との間で7〜8人のパーティーが飯を摂りながら団欒しとった。
聞いてみると、若杉山から来たとのこと。道の具合を聞いてみたら大丈夫らしい。
安心して下る。適度な固さの雪なら、踵から体重を掛けて滑って下りれて、
これだと、夏場よりも早く下れる。
ただ、今日は暖かく解けた部分では足がはまることもあって、
ローカットの靴はなおさらつらい。
この三郡〜砥石〜ショウケ越辺りは凍った部分は余りなかった。
ショウケ越を越えると若杉山の南斜面で雪はかなり解けとって、
解けた雪が道に流れ出して最悪だった。
しばらく我慢すると、やっとフラットな縦走路になり適度な雪を気持ち良く歩けた。
標高がだいぶ低くなっとうせいで、雪はかなり緩い。
途中の斜面を登っておったら、左足を上げた時に強かに脛を木の根っこに打ち、
思わず悶絶しかけズルズルと滑る。しばらく立ち止まって歩き出す。
最後の急斜面を登り切ってしまうと、味気無い頂上。
これは初めから知っていても、かなりがっかりさせる代物。
ここで休憩をとらずに、一気に林道を下り、米ノ山に出る。
土の部分も我慢してアイゼンで行く。
つまさき立ちするために、さながらハイヒールを履いている気分。
無論、履いたことはないが。
米ノ山では、絶好のパラグライダー日和とみえる。
3人の人達がいて、2人はそれぞれ離陸していった。実に気持ち良さそう。
1度くらいやってみたくはある。しばらくやれば飽きそうだが。
装備はかなり高価だろうし。
おにぎり1つとアミノバイタル2つ目を完食し、下りにかかる。
林道では、雪がない所と凍った部分が交互に来て、
アイゼンをはずすタイミングが難しい。
いざはずすや、氷の上を歩くとかなり滑り、ありがたみに気付いた。
楽園のキャンプ場から下山出来るかなり整備された登山道を発見しスタスタと下る。
登って来る人も意外におった。若杉の湯を通り過ぎ、登山道入口に出た。
ここから篠栗駅までの道を把握しきれていないが、
今までの間違った道の左方面の"かぶとの森"方面には曲がらずに、
直進すると正解だった。
2年前と比べると、砥石山までは負けているが、
若杉山であの時はへたばってスピードが落ちた。
今回は雪面を歩いたことと頭巾山を経由したことを考慮すれば、
成長の痕を見ることも出来よう。