昨年のコースと同じ行程を予定。
吉塚駅東口8:00のバスに乗る。
バスが来るまで突っ立っていたら、
横にいた十日恵比須神社帰り風の老夫婦の旦那がきさくに話しかけて来た。
少し活舌が悪くて聞きとりにくかったりしたが、これから登るのか?、
どこに行くのか?、単独(ひとり)か?、宝満山なら竃門神社からにした方が良い、
などと多少かじっているよと云う感じで話して来る。
でも、難所ヶ滝経由の昭和の森からのコースは知らないようで、
いまいち展開しなかった。
ともかく、障子ヶ岳まで乗車。途中、ダイヤモンドシティの存在が昨年と違った。
相変わらず、障子ヶ岳まで来ると乗客はいなくなる。
難所ヶ滝が凍ったと云う情報はないが、凍っていることを祈りつつ、
昭和の森へ進む。途中、車に度々追い抜かれるので、同じ目的の人もいるようで、
凍っているのではと勝手に推測した。
昭和の森の駐車場は、結構車が停まっており、物好きが多いことを知らされた。
トイレに行って、すぐに登り出す。
登山口近辺が工事中でトラックが入っていた。
お互いにお互いの存在が邪魔だなあと思っているのだろう。
とにかく登山者を抜きまくって、林道を過ぎ、登山道に入る。
雪は積もっているものの、凍ってもないし、そんなに積雪量も多くはない。
アイゼンはまだ要らない。手袋を濡らしたくないので、
グローブカヴァーは装着しておく。
しばらく登って行くと、右の斜面に若干氷結しかかった滝が出て来る。
いまいちですねと、そこにいた人と会話。案の定、難所ヶ滝も、
麓まで行ってみると、昨年よりも小振りで、おまけに解けて、
小川になって流れていた。
そのせいで、足下は氷状になっていて滑りそうで恐かった。
しばらく見て、滝の脇を通って、河原谷コースに出て、登る。
ひたすら登ったところで、先行者に追い付き、
アイセンをしていないことに驚かれたが、登るだけなら、
まだ凍ってないし、余裕だった。宝満-三郡の縦走路に出た所で、
アイゼンを装着。先程の人に。山岳部でしょう?我々と全然スピードが違う、
とツッコマれる。そうではないので否定しておく。
誉め言葉として受け取っておく。
とりあえず、宝満山に向けて進む。地肌が出ている箇所もあって、
正直アイゼンなしでも行けたように思う。
仏頂山を経由して、宝満山に向けて下る。
宝満山山頂手前の岩でアイゼンをはずし、登り切る。
もちろん、鎖も使わない。
山頂は相変わらず、10人弱の人達がいた。いつ来ても人がいる。
神社で行程の無事を祈願し、おにぎりを1つ食す。
カップラーメンを食べている人がいて、
冷飯を食っている自分が哀れに思える。バーナーを欲しい。
座っていると体が冷えるので、すぐに出発。
とりあえず、アイゼンは岩を下り切った所で装着することにして、
岩を靴のまま下る。と、テラスに下りたところが凍っていたせいで、
片足が滑り、危うく下に落ちそうになり、肝を冷やした。
今日、履いてきた靴は、
最近履いていた靴が崩壊したために現役復帰させた靴で、
簡易式アイゼンを付けるにしても、"土踏まず"がはっきりせず、
アイゼンが固定されず、度々はずれ、イライラさせられることとなった。
おまけに、昨日、家で装着して、そのゴムを緩めたのもマズかった。
5分くらい掛かってゴムをきつくして、仏頂山へ向けて登り出す。
体が冷え切って寒く、手の先も手袋+カバーだが、かじかむ。
縦走路の方は、凍ってもなく、新雪でもなくで、結構歩き易い。
右足がしょっちゅうはずれるアイゼンを除けば、気持ち良く歩けた。
行きがけの駄賃程度に頭巾山に寄って、三郡山まで。
おにぎりを1つ食して、すぐに砥石山への縦走路へ。
陽が射すと気持ち良いが、かげると風もあって正直寒い。
日頃は人のそんなに多くない、三郡山からの縦走路も、
今日は結構人と遭遇した。また、抜きもした。
去年は、この縦走路は解けかかっていたが、今日はサクサク行けた。
アイゼンがはずれなければ。
たまにアイゼンがはずれ、アイゼンなしでは滑ることが実感できた。
砥石山までは順調に行けた。砥石山でおにぎりを1つ食べ、
ショウケ越まで下る。次第に雪の量が減って行った。
去年のようにかかとから滑って下ることは出来ない。そんなことをすれば、
今日は下手をすれば、足首をひねりそうで恐い。
ショウケ越を過ぎると、雪はほとんどなかった。
一応、アイゼンはそのままに登りの一辺倒を休むことなく、強行軍。
おかげでショウケ越-若杉山は良いタイムが出た。
若杉山頂は相変わらず。撮影を済ませ、奥の院へ。
参拝した後に、裏にある"はさみ岩"を通る。
アイゼンを付けたままで、キーキーいって、その金属音が嫌だった。
奥の院からの登山道を米ノ山に下る。
以前、工事中だった道が整備されていた。
米ノ山の手前でやっとアイゼンをはずす。遅過ぎた。
米ノ山に着くと、ハンググライダーが離陸しようとしていて、
それを物珍しそうに見るギャラリーも10人くらいいた。
ウィダーって休んでいたが、なかなか離陸しないので、そのシーンを諦め、
すぐに下る。いつも楽園まで車道を行ってしまうが、
他にも良い登山道があるようなので、研究する必要がありそうだ。
とにかく、オアシス篠栗で一っ風呂浴びたいので、足早に下る。
が、なんとオアシス篠栗は、第2月曜とかで休日。再び、重い足取りで、
歩道橋を渡り直し、篠栗駅へ。
帽子をはずしたかったが、トイレで確認してみたら、ペシャンコになって、
表に出せる状態でなかったので、そのままかぶることにした。
そのままかぶった状態も、余り表に出したくはなかったが。
起床して、昨日同様に微熱を感じたので、それを数字にして、 自分自身を納得させるために体温計で測定。ちゃんと37度あったので、 無理はしない、という方針で、1日中寝ていた。 一歩も家の外に出なかったのは、何時以来のことだろうか。 本を読み過ぎて、頭が痛くなった。
東郷駅に降り立つと、どんよりと重たい雲から、
小雪が舞い落ちて来た。勘弁して欲しい。神湊行きのバスを5〜6分待つ。
周りには、同業者が幾人か。うち1人から、タクシーでの同行を求められたが、
バスの時間まで、すぐだったので遠慮させてもらった。
バスは以前歩いたコースそのものを北上。
やはり、東郷駅の快速の着時間に照準を合わせてあるわけだ。
荒開で下車して、会場であるB&G海洋センターへ。
小雪が散らつく中、開会式が屋外で行われていた。寒そう。
受け付けを済ませ、体育館で着替える。中は、独特の雰囲気。懐しい。
サリチル酸の匂いは必須だ。とりあえず、外で軽くアップするものの、寒い。
シューズの通気性の良さから、ソックスの先端が濡れてしまい、甚だ辛い。
スタートは10:50だったが、寒いことは変わらない。ただ雪が止んだのが救いか。
上半身の冷えを考慮して、今日はランニングの下に長袖という、
超軟派な格好。体調も良くはないはずやからしょうがない。
もちろん、グローブも。
スタートして、1kmは抑えて行くかと、マイペースで走っていたが、
次第に体が重くなっていった。5km走った所で、もう辞めたい心境だった。
さらに、これから西に向うために向い風且つ登り坂になった。
徐々にスピードは落ちて行く。でも、呼吸器系統はあんまりきつくない。
とにかく足が重くて、前に進まない。
最早、抜かれることも、多少辛いがしょうがないで済ます。
早くゴールに着かないかと、だるくてしょうがない。
しばらく、前を行くランナーを風から守る壁にして、すぐ後ろを追走したが、
置いて行かれた。
残り1kmになったところで、2人ぐらいから抜かれたが、
1人を抜き返し、もう1人にも着いて行った。
あと500mくらいになったところで、相手もバテ気味のようで、これを抜くと、
まあ予想通り必死になった着いて来るので、
一気に、ありえないくらいのスピードを出して、完全に振り切ることに成功した。
これは、
2年前のシティマラソン福岡で体感した、
効果的な抜き方だ。
抜いた方は、圧倒的な勝利を味わい、一方、抜かれた方は、
完敗という烙印を押された気分になり、まあ、まず着いて来れない。
抜いた反動で、こちらもしばらく辛くなったが、ゴールまではすぐだった。
なんとかゴールできて良かった。記録が良いはずもない。
順位カードに名前とゼッケンを書く手も寒さでかじかんで、まともな字にならない。
レース後のダウンを中学校の運動場を2周して終える。
今までダウンもすることなく止めていたが、乳酸を早く抜くためにも、
ダウンは必要らしい。
着替え、しばらく外で正式タイムが出るのを待ち、
結果に改めて失望してから、吉田にある"それ"を求めて歩く。
再び、雪が舞い出し、止めようかと思いとどまりそうになったが、
すぐに雪は止んだので、予定通り、98mくらいしかない山に登ることにした。
問題は、道があるかないかであるが、電波塔が山頂近辺に聳え立っているので、
それを目指してアスファルトを登ってみた。
DTQ(デジタルツーカ九州)だったかの電波塔まで道は続いていて、
そこで同時に道は終焉。麓から果樹園があったりと、人の手が入っているようで、
電波塔の脇に椎茸用のエリアがあった。
そこから、さらに上の方へ行けるようなので、荷物をそこへ置いて、
探索することにした。
登ってみると、確かにそれらしい感じはするが、確信は持てない。
うろちょろと、最高点を求めて動き回ってみたが、
古墳らしき跡は2箇所くらいあるものの、余りに土地がボコボコしていて、
否定的な材料が目立った。肯定的な面では、
少し下った所にあるフラットな土地が、
"それ"の跡を示しているのかもしれなかった。
ただ、2万5千にも載っている三角点を確認してなかったのは、
実に説得力に欠ける点であろう。
とりあえず、元来た道を下る。民家の犬が行きと同じように吠える。
道路を挟んで対面にある名刹鎮国寺に行ってみる。
どんよりとした天気にも関わらず、参拝者は少なからずいた。
露天も3、4軒出ていた。参拝して、お守りを購入したところで、
雪が大降りになった。しばらくすると予想通り止んだので、
宗像大社方向へ階段を下る。ボケ封じ観音もあった。
宗像大社に向かう。今日は、宝物館が開いていた。
沖の島を中心にいろいろと展示されてある。
バスの時間まで時間が経つのもあっという間で、
危うく東郷駅行きのバスを逃しかけた。
いったん、帰宅して、昼食を摂って、KBCシネマに鑑賞しに行く。 渋いメンツだらけの映画で期待したが、結末はあれで良かったのだろうか?
地下鉄で福岡空港に至り、運行状況を見たら、「欠航」の2文字。 何かの間違いか、とすぐさまカウンターに行ってみると、事実。 なんとか、前便に変更が効いて、結果オーライだった。 その結果、非常口横のフライアテンダントの真正面になった。 まあ、ほとんど寝ていたから関係ないが、少々恥ずかしい。 途中、富士山が見えることがアナウンスで流れると、 ツアー客っぽい、おばちゃん、 おじちゃん集団がこちら(北側の窓近傍)に群がって来た。苦笑。