最近の腑甲斐無い福岡の試合っぷりから逃避するために、
急遽、鳥栖に行くことにした。鳥栖を応援しようとするのは、
はや何年振りか。こちらも3連敗中であるが、健気にやってくれるのちがいない。
久し振りに、中央軒のしゃおまい弁当を購入してバック中央席。
懐かしい。最近は、福岡の鳥栖におけるアウェー戦で、
メインのアウェー側に座ることが日常化している故に。
試合は仙台が押し気味に支配した中、
FWのファビオ=ヌネスが強引なキープからDF陣を突破すると、
フリーになり、まだドリブルで仕掛けても良い距離だったが、シュートを撃った。
これは運良くGK正面に行ってしまい、九死に一生を得たと安心したところ、
鳥栖のGK富永が正面でのキャッチングを弾き、
詰めていた大柴に決められ先制された。
それに対して鳥栖は前線の羽畑の体は重そうで動きが悪かった。
そんな中、
矢部がボランチから試合途中でポジションチェンジでトップ下になってから、
孤軍奮闘してスタジアムを沸かせた。
仙台も追加点を獲れる展開もあったが、決定力に欠け、前半を終えた。
後半になると仙台のプレスが体力の減衰とともに落ち出したのか、
鳥栖が次第に動きが良くなった。
羽畑に代えて、強化指定選手である福大の田代が入ると、
前線でキープし、その後の展開が早く、矢部、途中交代で入った、
小井手と田代でカウンターを仕掛け、
最後はGKを引き付けた小井手の、マイナスのパスに、田代がプッシュするだけ。
田代のJ初ゴールは貴重な同点ゴールとなった。
スタジアムは大興奮。
その後、一気に流れは鳥栖に傾き、直後にDFラインから上がった、
朝比奈がワンツーから抜け出し、GKと1対1になり、シュートを放ったが、
あろうことか左ポストを叩き、勝ち越しに失敗した。
これで鳥栖の勢いも、再び元に戻り、結局、自力の差からか、
仙台のセットプレーから、あっさりと萬代に決められ、試合は決まった。
鳥栖にしては同点になるまでは最高の狙い通りの展開だっただけに、
直後のチャンスで物にしておけばと、悔やまれて仕方ない。
だが、それにしても、負けたとは云え、このすがすがしさは一体なんなんだろう。
が研究室にあったので借りて、読了した。
『邪馬壱国』や『五王』の問題は中学校で習っていたので、
その根源を読むようで懐しかった。
以前、松本清張の物を読んだことはあったが、
それとは違う展開で科学的で面白い。
その理論に相反する遺跡や書籍がないのか、
その後の展開が気になる。
特に白村江の戦いの後の展開(九州王朝の倭が、
奈良の日本国に併呑される)はなるほどと納得。
隋-倭 VS 唐-日本という図式も浮かぶ。
そうすると、万葉集にあるような斉明天皇の九州出征の相手は、
唐・新羅ではなく、
実は九州王朝(倭)であって、それを滅ぼしに行ったことになるのか?
それと関連するか分らないが、神籠石の存在が何を意味するのか、
知りたいところだ。
7時6分吉塚発の電車に乗るためにチャリをこぐが、
既に暑い。新飯塚からは1日に1便の田川後藤寺線の快速。
乗っている人も10人に充たないし、どんなメリットがあるのだろうか?
単に後藤寺に空で回送で戻すよりはマシという考えなのだろうか?
まあ、新飯塚から田川後藤寺まで行きたい人間にとっては好都合なのだけれども。
田川後藤寺からは平成ちくほう鉄道。
今日の行程を見積れば、フリー切符がお得であるから、出発までの時間に購入。
糸田線に乗るには初めて。糸田駅に9時前に降りたが、外は灼熱地獄。
次の40分後の列車に乗るために、急いで"それ"の跡を探さねばならない。
予習段階では、目的地へ歩いて行っても、碑すらないだろうとの印象故に、
家の前でチェーンの作業の準備をしていた主人に聞いてみると、
はかばかしい答が得られ、教えられた通りに行く。
竹薮しかなく、まあ期待もしてなかったので、ある程度の満足を得て、
結果を先程の主人に伝えて、駅に戻る。汗ダラダラ。
次は2つ先の豊前大熊下車。予習段階で場所の選定に悩んだ所ではあるが、
地元住民に聞く予定であった。
初めに聞いた人は全く知らず、かえってこっちが教える羽目に。
適当に見当をつけて登ってみた山は墓地で、
お盆のためか、清掃活動している。
そこで聞いてみると、
そこで清掃されていた、かつて町史に携われたという古老と話すことに。
果たして改めて聞いてみると、嬉しそうに教えていただいた。
こっちも調子に乗ってしゃべり、遂には名前を聞かれる始末。
名乗る程の者ではないのだが。
教えらえれた通りに道路を横断して、その山を登って行くと、
確かに若干"それ"の跡が残る墓地だった。
南側に遺構らしき箇所があり、木々の生い茂る所で撮影に入ると、
蚊に囲まれた。ヨン様もびっくりの人気振りで、
腕1本に対し5、6匹以上たかられる始末。ゆったりと撮影等出来ぬ。
運悪く電池交換も余儀無くされて、満足行く撮影は出来なかった。
再び墓に戻り、付近を墓を写さぬよう撮影。
墓掃除の人に怪しまれぬように、
こっちから言い訳をするように己の存在理由を語る。
年輩の人だったが、ここが"それ"であることを知らなかったらしい。
金田駅まで歩く。左右の腕を見れば、10箇所以上それぞれ献血したようだ。痒い。
今度は伊田線で田川伊田を通過して、一気に犀川駅へ。
若干、汗臭い。早く全行程を終えて温泉に入りたいものだ。
途中、赤駅で油須原線のトロッコ列車が走っていて興味をそそられた。
イベント期間中らしく、
車内で赤駅から油須原駅まで駅弁売りとその撮影をしていた。
その画像に入らぬように隠れるようにして本を読む。
うかつにイベント紹介写真の隅に乗客として写って、
写真として残るのは、こっぱづかしい。
別に悪いことをしているわけではないが。
かえって、アリバイになって、もしもの時の証拠となったりと、
何かと悪いことだけではないかもしれないが。
犀川駅で下車。少し懐しい。
今回は木井馬場へ行くわけだが、期待していたバスは予想通り廃線になっていた。
仕方無く、4kmくらいを歩く羽目になる。
11時過ぎだけあって、ちかっぱ暑い。ちょっとした自殺行為だ。
無情にも乗用車は拾ってくれず、途中電光標識の温度計があって、
「35℃」と整数に量子化された温度を表示していた。
その気温下で渡る自虐性に多少喜びを感じた。
しばらく溶けるようにして歩いていると、峠に出て、湧き出し水があり、
よく冷えていた。味はいまいちだったが、救われた。
峠を下ると、目的地の"それ"を発見した。
毘沙門天の鳥居を登って行くと、ブヨらしき羽虫に追われつつ、頂上へ。
すぐに下り、堀切を越えた墓へ行くと、掃除中のオバちゃんがいた。
怪しまれるのも何なので、とりあえず挨拶だけしておくかと、一声かける。
これが、きっかけで、「どこから来たのか?」「何をしているのか?」
から始まり、遂には結婚について説教された。
本人の実体験なのか知らないが、相手を見付けたら、
両親に会わせて判断を仰げとか、とりあえず、
やりたいことを成し遂げて結婚しないと、足を引っぱられるだけだとか、
博士過程を卒業するのは難しいねと近所の例を挙げたり、
学があっても最近は就職がキツいねとか、10分くらい掴まった。
ずっと付き合っていられる程ヒマでもなく、話にキリがないので、
適当なところで話を終わらせ、逃げるように、その辺りをうろちょろとした。
お別れの挨拶をして下りかけたところで、見忘れていた所に気付いたが、
再び顔を会わせるのも億劫なので、とりあえず次の本命に登ることにした。
木井神社から登ろうとするが、雲があって少し心配。
結局雷雨もなく杞憂に終わり良かったが。
滑り易い斜面を登って行くと、道が薮で覆われ出す。
それを強引に掛き分け、ひたすら登る。
300mに満たない低い山だったが、頂上は草が伸び放題で、休息も出来ず、
ブヨらしき虫がいて気が気でなくなる。撮影もそこそこにすぐに下る。
しばらく追われ続け、神社までひたすら下る。
犀川駅発の列車に時間的な余裕を見出し、
再び、毘沙門天の"それ"に登り、先程見損ねた箇所を見に行く。
さっきのオバちゃんは食事か、もう済んだのか、
(そういえば、野球を観るために朝早くからやっていると言ってた)、
不在でゆったりと跡を見てみたが、はっきりと分らず不完全燃焼。
犀川駅へと戻る。峠の水で再び洗顔し、飲む。
犀川駅手前で中学生が黒いTシャツで野球の練習をしているのを見る。
ヤツらの自虐的な若さには勝てない。
犀川駅で少々待って、源じいの森へ。
2駅ながら電車では表面積を狭くするために小さくなる。
源じいの森は乗用車や観光バスなど盛況。
早速温泉へ。綺麗な造りだった。
肌のお湯の弾き方が、間違いなく温泉なのだろうが、
消毒しているせいか妙に塩素(Cl)臭いのにがっかり。
プールに入っている感覚だった。
まあ、適度な値段で、汗を流せて良かったんだが。
再び源じいの森駅から田川へ戻る。
田川伊田-田川後藤寺のJR料金を節約するのと、
時間的に余裕があって本を読むのと、
平成ちくほう鉄道を完全乗車するために
(午前中の未乗車区間である『豊前大熊』〜『金田』一区間)、
伊田線で金田駅乗り換えで糸田線で田川後藤寺まで乗る。
フリー切符さまさま。
田川後藤寺からは接続が悪く、しばらく待って後藤寺線で新飯塚に出て、
すぐの接続で吉塚に舞い戻り、チャリでそのまま博多の森へ。
せっかく温泉で洗い流したのに汗まみれ。
水谷、平島-千代反田-藏田-アレックス、山形-米田-ホベルト-古賀、
エジウソン-林。
両チームともに、
守備を基本に、4-4-2からサイドを狙ってくるチームだけに、
点が入らずとも辛抱が必要であろう。
序盤は甲府の右SBの杉山が福岡の左サイドのアレックスの裏を突いて来た。
幾度かクロスを上げられたが、最後の精度が悪く、
次第に福岡ペースになりつつあった。
が、福岡も守備の形を崩してまでは攻撃に負担をかけずに、
ゆっくりとしたビルドアップを繰り返し、点の臭いはお互いにしなかった。
FWのエジウソンはボールをキープできるが、孤立しがちで、
一方の林は動きが悪く(どう動けば良いのか迷っているのか?)、
なかなかボールを前を向いた状態でキープできない。
エジウソンの作ったカウンターのチャンスも、
上手くキープできずに簡単に潰してしまった。
昨年の彼を知る者ならば、余りのヒドさにブーイングもしたくなるであろう。
後半になると、林は監督にこっぴどく言われたのか、動きが良くなり、
ラインの裏へと効果的な走りをし始めた。15分を過ぎた頃に、
流れを活性化させるために、林に代えて太田を入れそうと準備していると、
林が攻撃の中で、相手の蹴りを喰らい、立てなくなり、
林自身せっかく調子に乗りかけてはいたが、タイミングとしては丁度良かった。
太田が入るととりあえず太田の頭をターゲットに、その落としを拾う展開となった。
そんな中、調子のいまいちだった古賀に代わって途中交代で入った宮崎が、
持ち前のスピードからDFラインを突破し、GKと1対1にまで持ち込んだが、
DFに引っぱられたのか、力強いシュートを放てず、
GK正面へのゆったりとしたパスのようなシュートでチャンスをフイにした。
後半も40分も過ぎ、スコアレスドローも見えて来た矢先、
太田がPA内で引き倒され、まんまとPKをせしめた。
福岡にとって縁起の悪いPKを、契約確定以来得点のない山形が、
落ち着いて相手GKの動きを見て、
ゴール中央に敵を嘲笑うかのようなゆっくりとしたシュートを決めた。
結局、これで試合は決まり、勝ち点3を手にした。
試合内容としては、迫力のない、正直つまらない展開だったが、
最後の最後まで辛抱した甲斐あってか、
しっかりと最後には勝ち点3を握ることになった。
水谷、平島-千代反田-藏田-アレックス、山形-米田-ホベルト-古賀、
エジウソン-林。
勝てば、まずスタメンをいじらない松田監督。前節と同じメンバー。
本来ならスタメンであったろう太田が累積で出場停止になった影響もある。
その代わりにサブには田中が入った。
試合は、湘南が自陣に閉じ籠り、福岡が支配するという展開。
湘南としては、福岡に攻撃させ、がっちりと守って、
カウンターで一気に点を取る予定だったようだが、
トップが1人か2人で、後のメンバーが単純に前に蹴るだけでは、
強力な外国人がいない限り、厳しいプランだった。
一方の福岡もゆっくりとした球回しのために、
相手は完全に引いてしまい、なかなか効果的な攻撃が繰り出せない。
そんな中、CKから千代反田が豪快にヘッドで決め、前半を終えた。
後半になると、さすがに湘南もアグレッシヴに前に出だした。
左から坂本に幾度か突破されたが、最後の精度が悪く、
かろうじて点を奪われなかった。
今日もさっぱりだったFW林に代わって途中交代で入った、FW田中が、
ホベルトのヘッドでDFラインの裏に出たボールに反応し、
スピードで劣る相手DFを置き去りにして、
GKと1対1になり、落ち着いて、右のインフロントでJ初ゴールを決めた。
生え抜きの新人だけあって、さすがに会場は大歓声。
これで試合も決まった。試合終了間際に安心感からかバタバタしたが、
3試合連続無失点で勝利した。
パラグアイ戦を見て、寝不足の中、
今宿(いましゅく)のお寺へ行き、お盆を実感。
父親の運転する車で三瀬(トンネル)越えで帰福。
今日の先発は斉藤。近鉄はバーン。
ホークスは、
初戦の新垣の敗戦を引きずってライオンズに3連敗しているだけに、
打線が湿りがちなのが心配なところ。
ホークスも会心の辺りが出なかったが、近鉄は中村を五輪に取られ、
磯部、川口もスタメンに名前を連ねておらず、斉藤も楽々のピッチング。
バーンの四死球の多いことで楽にランナーを出せたが、
なかなかスカッとしたタイムリーが出ずに、
辛抱しながら点を積み重ね、結局、斉藤が1年振りに完封勝利を上げた。
それにしても山場のないノペッとした試合だった。
緑のジェット風船は綺麗でもなかった。
水谷、平島-千代反田-藏田-宮本、宮崎-米田-ホベルト-古賀、
増川-林。
夏休みのせいか、なかなかの観客の入り。
J1時代に比べれば大したことのない状況だが、ゴール裏の入りが良い。
試合開始から仙台は執拗に右サイドから財前を起点に何度かクロスを上げ、
最後の精度が悪いことで助かっていた。
攻撃では、林が以前に比べるとボールに触れる回数が増えてきているものの、
去年を知る人間を満足させるものではない。
古賀も、ここのところ疲れや怪我のせいか、キレがなく、
なかなか良いクロスも上がらない。時間とともに福岡が支配し出す。
ボランチのホベルトと米田の動きが良く、セカンドボールを拾えて、
すぐに攻撃に移れるが、どうフィニッシュに持って行くかが、
結局のところ今年の課題でもあるのだが。
一方の仙台も福岡キラー?のFW中原がポストをしたり、裏に抜けたりと、
GK水谷と1対1になるシーンが2回もあり、水谷のセーヴなどで切り抜けた。
後半になると、なぜか中原を、U19から戻らせたFW萬代に代えた。
決定力を求めたのか。
結局この影響か仙台は後半20分まで攻撃に関しては何も出来なくなった。
徐々に福岡がゴールに近づきつつあったが、やはり同様に点を奪うまで到らない。
そのうち、福岡が前掛りになったせいか、
中盤がカスカスになり仙台もカウンターが有効になり出し、
試合は確実に動き出した。
林に代わる途中交代で入ったFW太田が古賀のクロスに頭で擦らしたシュートは、
かろうじてGK高桑に弾かれた。どっちに点が転がり込んでもおかしくない状況下で、
ロスタイム直前に太田がPA内で反転しフリーになりかけたところを引き倒され、
まんまとPKをせしめた。前回の甲府戦よりは納得の行くPKだったと思われる。
これを後半40分に投入された山形がきっちりと決めて、試合も決めた。
前半のピンチに失点していれば、また試合展開は全く異なっていただろう。
今日はホベルトの出来が非常に良く、積極的に相手選手に詰めてはボールを奪い、
配給し、キープし、攻め上がっていた。
相方の米田ともどもシュートの怖さがないのがもったいないところ。
本来なら早朝から、花乱の滝コースで金山に登るつもりであったが、
前線の北上と五輪での寝不足のために回避した。
結局、12時50分に出発、チャリで一路、脇山を目指す。
そして、目的を果たした後は、
以前同様に小笠木峠を越えて那珂川に出て、
北上する予定。
まず、3号線、那ノ津通り、赤坂で南下し、BO六本松店に寄る。
荒江四つ角を左折し南下。BO干隈店に寄る。
昼飯もまだなので、牧のうどん早良重留店へ。
疲れる前から、いつもの"肉うどん"は甘辛くてきついので、軟派に、
"冷しレモンおろし"を選択。微妙。
そのまま南下して目的地近辺に到着。正味1時間くらいか。
池田にある"それ"を狙っていたのだが、見当を付けた辺りで探していると、
地元の方がいたので早速、
手がかりである"大日堂"をキーワードに聞くことにした。
すると、すぐ横の民家の裏手に"タイシドウ(太子堂?)"があるという話。
とりあえず、民家の中を横断しても構わないということで、
挨拶して登り掛けたところで、ここではなく間違っていると指摘され、
改めて探すことに。実に後味が悪かった。
それでも、いろいろと親切に教えていただいた地元のおばさまには感謝。
池田のバス停から山の懐に入って行くと、なんとか"大日堂"を発見。
裏手にはちゃんと道があり、入って行けた。道もしっかりとついていて、
余裕を持って進める。
しばらく堪能して下る。
今日の目的地は、ここだけなので、これから一風呂浴びる予定である。
椎原にある涼山泊へはここからでも距離、標高があって、
最後は休憩を何回か入れて、
なんとか汗まみれで到着。五輪のお蔭で登れる気もする。
汗を流した直後だけに、湯に入り甲斐があるというもの。
登山客や自家用車で来た人で盛況だった。まずママチャリで来た人間はいなさそう。
露天風呂がかなり広くて多くて良い(最近改装されたとか)が、
源泉の水温が低いので、そのボイラー室が風呂の横にあったようで、
モアモアと熱している様子が窺いしれた。ここも消毒のためか塩素臭い。
脱衣所の電子式ロッカーは、信用できるものかどうか、
始めに実験して使用したが、暗証番号さえ読み取られずに、忘れなければ、
鍵も持たずに入れるし、重宝する。
ここから一気に下るために、チャリをほとんど漕がずにさっきの脇山まで下る。
快適の一言。登りに掛けたエネルギーが一気に消える虚しさも感じないでもない。
脇山まで下ると、小笠木峠まではダラダラとした緩い登りの連続。
予想通り、湯で流した体は汗まみれ。
ジョグ用のTシャツ、短パンを選択したのは間違いではなかった。
2回程休憩を入れて、なんとか峠を越えると、一気に下る。
傾斜が、峠の東側はあるのでスピードがかなり出た。
但し、後ろから車がしょっちゅう来るのが、マイナスポイント。
後ろから来た、とある車の興味を惹いたらしい。
抜かれる時に、好奇?(好意的に捉えれば)の目で見られた。
山田の交差点を左折し、さっきの車としばらくデッドヒートが続く。
こちらは関心がない振りを装うが、向こうは楽しんでるようでもある。
いわずもがな、負ける訳にもいかない。
でも哀しい哉、
ママチャリは乗用車には勝てないという事実からは目を背けられない。
道路が広くなった道善辺りで、完全に引き離されてしまった。
かなり疲れも出て、ゆるりとスピードを落とす。
なんで、こんなに飛ばしているんだ?
那珂川営業所の真ん前の中古本・CD・ゲーム屋に入る。ここも3、4回目か。
6月に来たばかりで収穫なし。
しばらく385号を北上して、BO野多目店に寄る。ここは初めて。
大橋で西鉄の東側に出て、日赤通りを北上。
BO日赤前店に寄る。ここも2、3回目か。
百年橋通りを右折。以前、この辺りにもあった記憶があるが、見当たらなかった。
美野島を過ぎ、JRの下をくぐり、竹下通りを過ぎ、
しばらく行った辺りで道が分らなくなり、
適当に博多駅方面に北上。
ついでに寄り道をして空港通りを進み、実家のパソコン購入計画の下見に、
アプライドに寄ってみる。
Tシャツ、短パンにザック姿はBOでは通用したが、さすがにここでは浮いていた。
三瀬峠の佐賀側に用がある為のコース。
水源地前で下車し、花乱の滝コースへ。
このコースは久々。
と云っても金山自体も久々だが。
滝の前で少々休憩。コースに戻る。
ヘルメットを携えた2人組がバスで同乗していたが、
下車した箇所が違ったが、再び合流した。沢登りでもするのだろう。
あっさりとかわす。コースに入って行くと、記憶の通り、沢伝いの道。
水は余り冷たくないが、水量は豊富。
しばらく行くと、単調なコースにうんざりしだす。天候が良ければまだマシだが、
どんよりと曇っていて憂鬱になりかける。
台風の前ではこれ以上の天気も欲張れない。
コースの道の脇には、かなりの炭焼の窯の跡があった。
さほど涼しくもなく、適度に立ち止まりながら、坊主ヶ滝コースと合流する、
直登コースを行くと、下りて来る2人組と擦れ違った。
さっきから人に会ってなかったので、少し嬉しい。
そこから一気に傾斜がきつくなり、徐々に高度を上げて行く。
最後の急坂を登り切るとすぐに金山山頂。ガスっていて何も見えない。
前回に比べると若干遅くなっている。
以前の自分が少し信じられない。
とりあえず、おにぎりを1つ食して、いったん金山とも別れて、
三瀬峠へと下ることにする。
妙にダルさが残っていて、登りがきつい。
山中地蔵との分岐にある広葉樹林帯は、
天気が良ければもっと気持ち良かっただろうと想像される。
それでも格別のエリアである。2人組と擦れ違う。
このコースは人通りがある程度あって安心。
少し行った所で神籠石かと見紛う所があった。
単なる自然石の連なりか、もしくは?
しばらく堪えてアゴサカ峠へ。
ここから少しで城ノ山。
名前のような人工的な掘削の雰囲気はない。
すぐに三瀬山にも着くが、若干大きな岩が転がっているが、
ここも"それ"らしい跡のようには思えない。
さらに下って、三瀬峠。
坊主ヶ滝から井原、雷山へと行った時とは、
時間的にさほど変わらない。
三瀬峠からは、アスファルトをひたすら下る。福岡側よりも傾斜が緩い。
今回の目的地の"それ"は、
はっきりとした場所は明確でないために、これからが探索に入る。
しばらく下るとトンネルの道と合流。トイレを使用させてもらう。
そこから少し行った所にある即売所では、水汲みで行列が出来ていた。
余程美味いのか。
勘を頼りに東へ国道から反れる。
地域住民に"御存知ないですか?"と聞いてみると、
にべもなく即答された。"ない。"
仕方なく進むと、草刈?をしようとするおじ様を発見。
聞いてみると、「ピッタシカンカン」、or、「ビンゴ」。
(敢えてクラシックに表現。)
カツトシコウ(勝利公)という言葉も聞く。「間違いない。」
(これは比較的新しい言葉か。)
道なりに従えば行けるとのこと。
それにしても、ハエが信じられないくらいに多くて、うんざりさせられる。
建設中の高架道路の下を潜ろうとしたら、綺麗な形のハチの巣を発見。
走って通過。そのうち、アスファルトが尽きて、不安になりつつも、
杣道らしき道へと入って行く。
少し行くと立派な登山道へ変わった。
飛行する虫に囲まれながら、さらに進むと分岐があり、
左に方へ誘導してあるが、どうも道が尽きるので、
直進することにした。
結局これが正解で、登って行くと、ほとんど手の付けられていない、
"それ"の跡。保存状況は最高。雄叫びを上げたくなるくらいの遺構で、
満足もひとしお。夢見心地で、うろちょろと歩き回り、
さほどまでに感慨にふける時間もないのでなくなく下る。
この登山道は当時からの登り道なのであろう。
元来た道を引き返し、ハチの巣を撮影し、山中地蔵へ。
途中、九州自然歩道と合流し、山中キャンプ場へ。
山中地蔵は別名脚気地蔵と云うらしく、三瀬氏がそのいわれとか。
登って行くと、ケルンがちらほらと立ってある。
何か宗教的な意味でもあるのか。
ついつい賽の河原で鬼に倒されるシーンを想像してしまう。
途中、石塁の跡などあり、辺りの雰囲気に"それ"らしさを感じたが、
何の疑いもなく探索せずに登ってしまった。
帰宅後確認してみると、やはり"それ"は存在していた。
ケルンのある道を登って行くと、石畳のある道に。
予想もしない石畳に驚く。江戸時代からの遺構か。
しばらく行くうちに三瀬峠との分岐に出る。
広葉樹が実に気持ち良い。
あと500mで金山山頂だが、急な登りの連続でかなりきつい。
なかなか着かず、ゼイゼイとヘロヘロになりつつ、ゆっくりと登ることにする。
頂上に着くと、朝と、うって変わって晴れ渡っていた。
3人組と2人組のパーティーがゆっくりとくつろいでいた。
台風が来るというのに、物好きが多い。
とりあえず、おにぎりを1つ食し、腹ごしらえを済ませ、
鬼ヶ鼻経由で下ろうとしたところで、
2人組のパーティー(おそらく夫婦)に声を掛けられ、
山の話題で5分以上盛り上がる。
実はさき程のケルンを作った張本人でもあったことが判明。
多良岳にも作ったとか言っていた。挨拶をして失礼する。
小爪峠に下って行くと、
佐世保からわざわざ来たという20人くらいの集団と出喰わす。
久々に人間に会って嬉しいと言っていたが、
いろいろとタライ回しにイジられた。
さらに4、5人のパーティをやりすごすと、これから誰にも会わなかった。
猟師岩で休憩し、鬼ヶ鼻までが遠く感じた。
台風のための北風が強く吹いて涼しくはあるが、気味は悪い。
鬼ヶ鼻からの下り道がしっかりいているか心配で、駄目な時は、
椎原峠から下るつもりだった。
鬼ヶ鼻に着いて、探してみると、ちゃんとコースを示すテープもあり、
神経を使う道ではあったが、迷うことなく下って行けた。
そのうち道は渓流沿いになり、椎原峠からの道と合流すると、
アスファルトの林道に出る。
あとは、地図と照し合わせて、下って行くだけ。
渓流でキャンプや涼みに来ている人間をチラホラと見掛ける。
その上流で水を飲んだり顔を洗ったりした優越感をすさまじく感じた。
昔から水については同様の考えが自然と起こるようだ。
ひたすら下って、椎原に出る。
バス停で出発時間を確認して、
1週間振りに涼山泊へ。
予想通り、前回と男湯、女湯が入れ換わっていた。
果たして19時K.O.の博多の森に間に合うのか。
17:18発のバスで早良営業所へ。17:54の特快博多駅行きで、
チャリを置く博多駅に、
(1)直で行くか、(2)西新で地下鉄に乗り換えるか、はたまた、
(3)渋滞しかけたら乗り換えるか選択の余地があった。
結局、無難な(2)を選択。特快は確かに速かった。
脇山口で下車し、
西新駅の構内をダイヤを気にせずに、
ダッシュしたにも関わらず、ギリギリで逃した。
次の便で博多駅で降りる。まだ25分はある。
チャリは気合いでなんとかスタジアムに5分前に到着。
個人複合ギリギリ金メダル獲得の心もち。
水谷、平島-千代反田-増川-宮本、宮崎-米田-ホベルト-古賀、
太田-林。
藏田が2試合連続で出場停止で、
アレックスは調子の良い宮本に左SBの位置を奪われた。
台風の影響でなんとか延期は避けられたものの、
福岡は風上に向かって攻めなければならない。
試合開始からお互いに陣形を崩してまで攻めることはなく、
中盤での争いが展開される。
福岡はトップにボールが収まらない分、山形に分があったようで、
ことごとくボランチの位置でセカンドボールを取られた。
それでも、前半の30分までは、太田がGK1対1になるシーンもあったが、
時間とともに山形が支配し出す。FW大島のキープが上手く、
山形は得点に結び付かないものの効果的に攻撃できていた。
ワンタッチのパス回しが非常に上手く、洗練されたチームである。
後半2分に林に代えて、エジウソンを入れても流れは変わらず、
尚も宮崎に代えて、山形を入れると、
落としたボールに反応する走り込むタイプの選手がいなくなったことで、
自分の首を絞めた結果になった。
さらに、DFラインまでいじり、ボランチの米田に代えてアレックスを、
左SBに入れ、宮本をCBに、増川をFWに上げた。
これでも点に結び付かず、ドローかなと云う雰囲気が漂うロスタイム、
福岡ブルックスでJFL新人王を獲得した今や山形の不動のボランチとなった、
永井篤志に得意のドリブルで右サイドを翻弄され、GK水谷まで誘い出され、
マイナスのパスで大島に決められ、試合は終わった。