水谷、川島-千代反田-藏田-アレックス、宮崎-原田-米田-古賀、
林-ベンチーニョ。
福岡はいつものメンバーで、いつもの布陣。
今年最初の九州ダービーは福岡の初勝利をもたらし、
2回目は最下位争いを火種として盛り上がった。
3回目には両チームの差は歴然としていた。
今年最後の九州ダービーはダービーを思わせない程、
両チームの雰囲気は異り、ボルテージも上がっていなかった。
試合開始からいつもはガンガン来る鳥栖もそれ程来ず、攻撃もパスミスを繰り返し、
福岡がセカンドボールを取ってはいたが、福岡もいまいち動きが悪く、
幸先良く、川島のクロスから古賀が珍しくヘッドで決めて先制したものの、
ベンチーニョのシュートだけが精度が低く、林になかなかボールが収まらず、
苦戦した。2点目は、古賀の左サイドからのアーリークロスを、
林が左足のインで合わせた、見事なゴールだった。
対する鳥栖の攻撃はジュニーニョを中心としたものであったが、
単発に終わることが多く、連携に欠き、得点の匂いはほとんどしなかった。
楽勝ムードが漂う中、後半開始から鳥栖は出来の悪かったFWジュニーニョに代え、
FW大友を入れて来た。この大友が左サイドを果敢にドリブルで引き裂き、
福岡のDFラインを翻弄した。
が、幸いなことに、それに連携する鳥栖の選手がおらず、
なんとか最後の最後で攻撃の芽を摘むことができた。
右SBの川島に代えて大塚を入れ、宮崎を下げて、宮崎の位置に大塚が入った。
しかし、流れは変わらず、後半は鳥栖に押し込められ、完全に福岡は引き、
カウンターのみになった。それを見透したかのように、鳥栖はFW服部を入れて来た。
福岡時代からファイトでならしただけあって、周りを鼓舞し、
鳥栖の選手は運動量が衰えることなく、攻め続けた。
そして、CKから川前に決められ、1点差となった。
幾度となく攻める鳥栖も決定力に欠け、
一方の福岡もたまに来るカウンターのチャンスを生かせず、
結局2-1で今年は福岡が4試合とも九州ダービーを制した。
結果的に勝利したものの、危うい試合内容だった。
完全に相手を呑んでかかって油断していたのか。
ともかく、FW林は1試合、DF藏田は2試合の累積で出場出来ず、
正念場の川崎、新潟戦をどう戦うのかが心配。
(後日、MF米田も全治2週間の捻挫ということが発表された。)
8月以来の坂Mさんとのコラボレート。
2日は暑いくらいに晴天と天気予報は告げていた。
6:00に佐賀駅南口で合流し、九重まで乗せてもらう。
今回は大船山、黒岳をやることになった。
九酔渓はちょうど紅葉の佳境に入りかけたようで、数枚撮影。
取り付きは、長者原。ススキ原は赤く染まっていた。
なんとなく天気は良くないが、時間の経つにつれ快復するのだろう。
九州自然歩道を雨ヶ池を経由して坊ガツルを目指す。
山自体は紅葉のシーズンは終わったようだが、
この九州自然歩道沿いは丁度見頃だった。
赤や黄色に色付いた木々の下を歩くのは悪くなかったが、
石だらけの道は歩きにくかった。
雨ヶ池の辺りで山火事跡を見て、しばらく行っても、
霧でなんとか平治岳が見える程度。大船山はさっぱり見えない。
自然歩道沿いは楓が散ったばかりのようで、
落葉からなる地面は、さながら赤を基調としたモザイク画のようだった。
木に枯れないで残っている楓もまた良いもんだが、
地面に積った楓もまた一興だった。
坊ガツルにはテントがまだ幾つか残っていた。
これから行く、大船山山頂は霧で隠れて見えない。
しばらくダラダラとつまらない道を登って行く。
途中で坂Mさんと分れ、先に段原から北大船山を経由して、
大船山で合流する手筈となる。
段原まで飛ばしに飛ばし、その後北大船山までミヤマキリシマ?の攻撃を受けながら、
北大船山の山頂へ。撮影して、すぐに下る。段原に出て、今度は大船山へ。
坂Mさんは前か?後ろか?
と、避難小屋を通り過ぎた辺りで前を行く坂Mさんと合流。
山頂まで行く。山頂に着いてしばらくして、御池が霧で隠れてしまった。
火口跡は見えない。
御池を見に一人で下って行くと、御池に着くや、小雨が降って来た。
にわか雨だろうと安心はしていた。
御池は中岳のものと比較すれば小さいながらも、霧で対岸がぼんやりとしていた。
カップラーメンやおにぎりを食している間は断続的に雨が降っていて、寒かった。
山頂で食べる温かい(熱くはない)ラーメンは格別だった。
本当に天気は快復するのか?
食し終え、天候を鑑み、黒岳行きを中止。下ることに。
ザックカヴァー装着。
元来た道を下り、途中で小生の希望通り、行きがけの駄賃稼ぎで、
立中山への分岐路に入り、立中山へ行く。
大船山の下り道で途中からは霧の外に出て、立中山方向はくっきりと見えていた。
このルートは余り行く人もいないようで道は荒れ気味。
フラットな川の源流部でビニールテープを誤り、間違った方向に行ってしまった。
冷静に引き返し、正しい道を発見。
小生が若干薮化した道をラッセルして行く。
雨に濡れた草を駆き分けて行ったためにズボンはズブ濡れ。
寒さを感じた。なんとか山頂に着いたとたん、雨は本降りに。
慌てて合羽を装着。装着した頃には雨足は弱まっていた。
滑り易い道を下ると、鉾立峠。
ここで九州自然歩道に合流。歩きにくい石だらけの道を下る。
途中から整備された木道になり、法華院温泉到着。
入湯するか審議した結果、人の混雑さを考慮し敬遠することになった。
雨に濡れた体もだいぶ乾いていたし、着替えを車に置いて来たので、
湯から上がった後に湿った服を着る、あの感触は回避したかった。
坂Mさんは法華院から、すがもり方面に行くことを提案されたが、
どうも、あのすがもりからの道は嫌いなので却下させてもらった。
法華院温泉で坂Mさんはそこにあった壁を登山。3〜4mを軽くクリア。
小生達が出発しようというところで大集団が出発した。
装備も本格的でないし、ツアーなのか。
九州自然歩道を長者原方面に歩くと、大船山の山頂は霧が晴れてくっきりと。
今まで大船山に登った実感がしなかったが、
多少"あの"山に登っていたのかと確認できた。
それにしても、遅すぎ。背後の白口岳や左正面の三俣山まで見えて来た。
だが、それもものの15分くらいだった。
かなりぬかるんだ地面を引き返す。さきほどの大集団を抜き、
さらに前に人がいれば抜いていく。
そのうち抜く人もいなくなり、雨ヶ池越も過ぎて、
行きに余り見てなかった周りの紅葉を楽しみつつ下る。
と、先程抜いた人が後ろから、まずまずの速度で追いかけて来るけん、
抜かれるのは嫌で、自然と差を縮められんように速度を上げた。
結局、最後まで抜かれずに長者原へ。
星生ホテルで山恵の湯に入る。せっかくの露天風呂だったが、小雨まじりだった。
その後、九酔渓の桂茶屋で例の如くソフトクリームを食す。
疲れた後且つひとっ風呂浴びた後の甘い物はこの上なし。
しばらく下ると何故か渋滞の列が。
紅葉のシーズンの帰宅時間にもろにかぶってしまったようで、
国道210号に出るのに1時間くらい要した。
教科書通りの時間帯の恐しさをまざまざと実感した。
ルート
ゆめ*ウン博多店で、小ネギ、納豆、豆腐、ブリの切り身を購入し、 チャリで帰宅し、米をといで、購入した物を冷蔵庫に入れようとしたら、 ブリの切り身がない。慌てて、ゆめ*ウン博多店までチャリで行ってみたが、 落ちてもないようだし、 店内でわざわざ聞いて確認するのはプライドが許さんかった。 どこへ行ったんだ? レシートには記載されとうけん、購入した記憶は間違ってないはず。 おかげで、 晩飯は5/4合の飯に卵3つの"たまごご飯"と納豆と豆腐と味噌汁という、 わびしいものになった。
福岡市政だよりの東区の欄にあった御飯ノ山公園にまず行く。 御飯ノ山の存在は既知ではあったが、 道がどうも怪しいようなので近所にも関わらず敬遠していた。 公園はいたって綺麗で何事もなし。 御飯ノ山に登るべくチャリで取り付きまで行くと、 偶然にも『福岡県無名山301』の記載の箇所に出て、いざ登り始めた。 涸沢を登るように書かれてあるけん、それと覚しき所を薮をかき分け登って行くと、 薮に覆われた小山の頂上に出たが御飯ノ山の頂上ではなさそう。 下り道を探したが、道なき道を来たけん、皆目見当もつかない。 強引に下って行くと、登って来たところとは違う所に出て、 例の涸沢のようだ。竹林だし。 この荒れ気味の竹林の涸沢を登っていく。 人が滅多に来ないのだろう、竹は倒れっぱなし。蜘蛛の巣に関しては云うまでもない。 涸沢のお蔭で道を誤ることはない。 とにかく強引に竹をくぐったり越えたりして行き着く。 すると、完全なる薮が出迎える。しばらく道を探してみれども、 まともな道はなさそう。頂上近辺も見えるし、帰り道を見失うこともなさそうだが、 断念する。鎌や鉈が必要だろう。 これらのアルバイトで得たものは、何かの植物の種だった。 ザック、ズボン、上着、靴、ありとあらゆるものにひっつき、うんざりさせられた。
親藩的友人が鹿児島から久々にこっちに来た。
その友人の彼女とともにファミレスでダベる。
何を言っても受けてくれるけん、こっちも話し甲斐のあるというもの。
久々に大笑いした気もする。
その後、その彼女の友人も加わり、某所の屋台でやきとりとラーメン。
4人になってからは空気がさっぱりと変わり、盛り上がりに欠けた。
を谷Gさんの推薦により即install。 ついでにNSのbookmarks.htmlをimportしたら化けやがった。
水谷、平島-川島-千代反田-アレックス、宮崎-原田-米田-古賀、
福嶋-ベンチーニョ。
自力でJ1昇格が決まるとあって、新潟からはるばる来た、
多くのサポーターがメインスタンドのアウェー側をオレンジ一色に染め上げていた。
また博多の森も今日が公式戦の最終戦とあっていつもよりも入りは良かった。
試合は、終始、福岡はいつも通りサイド攻撃、
新潟はトップの上野やマルクスに当てて、
ファビーニョがからんでの攻撃だった。
ただ、福岡は右サイドの宮崎がいつもと違ってやたらと中に入って、
右サイドからの攻撃が見られなかった。
これは藏田を累積警告で欠いたがために川島がCBに回り、
攻撃が得意で守備の苦手な平島が右SBに入っていたせいかもしれない。
なるべく、
右サイドでボールを取られないようにする方針だったのかもしれないし、
自然とそうなったのかもしれない。
ともかく新潟の中央突破を川島、千代反田の2人がきっちりと止めていた。
GKと1対1に1回なったが、これは水谷が体に当てて、九死に一生を得た。
試合の主導権は左サイドを基点とした攻撃が出来ていた福岡が握っていた。
新潟は後ろの4枚を上がらせずに福岡の良さを消すつもりだったようだが、
アレックスと古賀の天性の突破を止められなかった。
ただ、最後のツメが甘く、クロスの精度を欠いていた。
そんな中、30分過ぎに福嶋が右サイドからPA内に侵入し、マークするDFと並行して、
タッチ際まで行き、マイナスのパスをグラウンダーで出すと、
これにベンチーニョが合わせ、福岡が先制した。
ベンチーニョはこれでJで100ゴール目。
ゴールした瞬間、新潟サポーター以外の観客がどっと沸いた。
新潟サポーターの応援の反作用もあり、いつもより盛り上がったのは確か。
前半はこのまま終了。
昨年は
2-0で折り返したまでは良かったが、後半すぐに追い付かれ、
終了間際にあわや負けそうな展開だったことが記憶を掠める。
その後の新潟の反町監督のコメントで、
"福岡のDFラインは、J2でもあんなにあやふやなものはない"、
と云われたのが昨日のようだ。
後半開始から、しばらくは前半と同じ展開だった。
福岡は幾度か決定的なチャンスを逃し、そのうち運動量が落ちて来た。
そこを新潟は見逃さなかった。右MF宮沢に代え深澤を入れ、サイドから振って来た。
すると、カウンターから最後はファビーニョにあっさりと決められ、
新潟サポーターは歓喜に包まれ、それ以外のエリアには重たい空気が流れ始めた。
その後、5分間は福岡は落着きを失い、流れは一気に新潟に傾いたかと思われた。
が、ここで、原田から篠田に代わると、この中断が効いたのか、
福岡は落着きを取り戻し、再び流れを掴んだ。
そして、後半41分に中央から攻撃し、左にいたフリーの古賀にパスが出ると、
これを一蹴。左足のアウトで蹴られたボールは見事にアウトに掛かり、
ゴール左隅にズドンと決まり、博多の森の観客は総立ちになり、
みな、何か叫ばずにはいられない程だった。
これで試合は決まった。
その後にあったホーム最終戦セレモニーは、勝った後でもあり、
すごく和やな雰囲気で終えた。
久々に犬鳴峠を越える。
司書橋で下車し、犬鳴ダムを左手に西山方面へ歩く。
前回、見落した"それ"が目的だったが、今回はちゃんと発見。
また元の道に戻り、西山へ登る。人の気配が全くない。
薦野峠に出たところで、「助けて〜」と聞こえた。
しばらく様子を窺ってみると清滝方面の方から聞こえて来る。
怪我でもしているのかと、清滝方面に行こうとしたら、
道なき道を登って来る中年の女性。
大丈夫ですか?と聞くと安心したようで薦野峠に上がって来た。
どうやら旦那さんと一緒に登り、旦那さんを追いて先に進んだつもりが、
道を誤りパニックになっていたようだ。
携帯も通じないで困ったらしい。
地図も何も持っていない(手ぶら)のはどうかと。
とりあえず、薦野峠で待機するようなので、こちらは予定通り西山へと登る。
と、途中で旦那さんらしき人に会う。声をかけるとやはりそう。
どうやら、道に迷った奥さんをいつのまにか抜いて西山頂上に行っていたようだ。
薦野峠に待っていることを伝え、そそくさと頂上へ。
味気ない頂上で、おにぎりを1つ食し、下ろうとする頃に奥さん一人だけ登って来た。
どうなってんだ?
ともかく、元来た道でない、別の東斜面に下ると思われる道を行く。
2万5千には記載されていないが、かなり良い道。
ところどころにビニールテープもあるし、札もある。
しばらく下って行くと、どうも"それ"っぽいところがあった。
本には載っていないが、自分の推測は間違ってないとも思える。
そこを過ぎるとつづら折りの下り道になり、荒れ出す。
倒木が多いものの、道は太くはっきりしている。ひたすら下ると、
清水寺に出た。ここから東に向けての景色はすごく良い。
視界が全面に開けて、雄大だ。鞍手郡が一望出来る。
黒丸方面にある"それ"へアプローチ。
どうもまともな登山道もないようで探していると、"一応"あった。
滅多に人も行かないようだ。
倒竹をくぐり、先へ行くと袋小路。
適当な木々をくぐり抜け、頂上="それ"らしき、展望の効かない地点に行き着く。
だが、果たして、ここがそうなのか自信が持てない。
さらに進んでもブッシュの先は崖めいて、無理はしたくない。
なくなく諦めて引き返すが、道を失った。が、すぐに発見。
やはり切株は良い目印。途中、生暖かそうなイノシシの糞があった。
出来れば、お互いに会いたくないのが正直な気持ち。
山から出て、別の候補地へ向かう。
次は林道沿いと云うことで、楽だろうと思われる。
猟銃の音をたまに聞きながら、人気のない道をひたすら行くと、あった。
が、本に載っていなけりゃ、分らないくらいだった。
元来た道を引き返し、脇田温泉へ。
実にわびしい感じが漂う。風情があると云えばそうだ。
「湯之禅の里」
に行く。妙にカルキ臭いのは温泉の成分に塩化物イオンが多いせいなのだろう。
気持ち良く汗を流し、着替えて、バスの時間を聞いたら、
1時間20分も待たねばならぬ。
脇田温泉付近をしばらくさまよい、
結局温泉の裏にある"それ"である山を偵察することにした。
登り口を探したら、それらしき所があり、蜘蛛の巣を払いのけて、
登り始める。そのうち竹林になり、強引に登って行くと、頂上はすぐそこ。
最後の急斜面を登り切ると、ちゃんと墓とそれを示す物があり、一安心。
帰りのバスを逃すわけにもいかないので、すぐに下り道を探す。
正規ルートらしきところを進むが迷い、引き返し、
元来た道なき道を下る。が、予想通り、竹林で道を見失う。
強引に下り、登山道らしきところへ出た。そのまま下ると、
登った入口とは全然違う所へ出た。恐るべし、竹林。
結局、薮漕ぎや汗をかいて、
なんのために温泉に入浴したのか分らない結果となった。
バス停で20分程本を読んで帰宅。
一度、先祖伝来の地、篠栗町で走りたいとは思っていた。
おまけにこのコースは部分的には歩いたこともあるだけに、である。
吉塚から福北ゆたか線に乗ると篠栗行きなせいもあって、
乗客は走り屋っぽい人ばっかだった。まあ、ジャージ着てるからすぐ分るわけだ。
篠栗駅で下車し、シャトルバスでメイン会場であるカブトの森公園へ。
早いこともあって人もまだまばら。とりあえず、受け付けを済ませ、
ゼッケンを付け、RCチップをシューズに装着し、着替えて、軽くアップ。
野球場の周りを回ったり、坂を登ったり下ったり。
10時スタートのつもりで調整していたら、10:20スタートだった。
スタートラインから4列目辺り。悪くない。前には裸足のおじさんがいる。
ちゃんとRCチップを足首に巻いているし。いざスタート。
飛ばしてしまったせいか、先頭集団に着いて行くことになった。
が、坂が続き出すとさすがにスピードで負ける。
徐々につっこみ過ぎの効果が表れ、次々に抜かれる。まあ、仕方ない。
スタートが良過ぎたのだ。
とにかく、米ノ山頂上までずっと登りやから無理はせんことにした。
最初の給水所(2km)で早くも水分補給。
紙コップを捨てようと、中学生が持っていたゴミ袋に向かって、
近距離から投げたら見事に入り、
「ナイッシュッ」と声を掛けられたので、思わず笑い、
無意識のうちに左手でガッツポーズをしてしまったと思う。
かなりウケたようだが、実際余裕などなかった。
その後も3〜4人に抜かれた。それでも、ある程度坂に慣れて来て、
なんとか1人前を行くおじさんには付いていった。
そのうち、楽園を通り過ぎた辺りから、若干フラットになり、呼吸も楽になり、
調子も上がり始めた。まず、前のちょっとへたばり気味のおじさんを抜き返し、
前に出た。までは、良かったが、すぐにきつくなった。ちょっと後悔。
前の2人との差が拡がった。
先頭集団が続々と引き返して来た。
しばらく我慢して登ると、折り返し点である頂上で、
折り返しの証拠に右手にマジックペンでチェックしてもらい、コーンを周る。
ここから一気に下る。下り坂を下るだけやから楽といえば楽だが、
足の負担はかなり大きい。でもスピードを出すために、
1歩1歩を大きく跳ね、2人程抜いた。
登って来る人間は本当にきつそう。すごい優越感だ。
これほどまでの優越感は今迄にない。
フラットな大会だと、折り返した優越感しか味わえないが、
ここだと"きつさ"その物が違う。
さすが、山岳マラソンと云ったところ。
道端にはボランティアのスタッフやウォーク参加者の人達が応援してくれる。
普段の大会の応援よりも、ウォークの人も同じ大会に参加しているせいか、
熱心に応援してくれる。こっちも親近感から、ついつい余裕そうに、会釈して走る。
何か共有したものを感じた。
ぱったりと前にランナーを見掛けなくなった。登って来る人ばっかり。
そのうち、10kmの折り返しを過ぎ、10kmのランナーを抜き出した。
大股で下っていたせいか、脹脛がパンパンで攣る2歩手前まで来ているようだ。
腹筋も痛くなってきた。徐々にスピードも落ち掛けていたようだが、
ある程度を持続。残り1kmを切って、脇腹痛の前兆が来て、しんどくなった。
後ろから足音が聞こえ始めた。
なんとかスタート地点のカブトの森公園が見え出したところで、
後ろのランナーの知り合いか知らないが、
後ろのランナーに応援の声が掛かった。
こりゃ、マズいと、最後の力を振り搾り、運動場へ入る。
すぐ前にいた、おそらく10kmコースのおじさんが、勘違いして、
こちらを意識してこちらの追撃を振り切ろうとして来たので、
売られたケンカを買わない訳にも行かず、
短距離走りで振り切り(若干会場を盛り上げたようだが)、ヘロヘロでゴールした。
その後、ダウンの為に軽くジョグり、着替え、景品のおにぎりを食し、
表彰式および抽選会まで、ゆっくりと寝ころがって待つ。
ちかっぱ天気も良くて暖かい。小春日和。
走っている時もスタート前こそ寒かったが、その後は快適やったし、
森の中を走ったせいか、喉も喝かんかった。
抽選会は予想通りはずれ。シャトルバスで篠栗駅まで戻る。帰宅。
をinstall。早く安全な物を作って欲しい。
をdownloadしてinstallしてみたが、赤帽9ではやはり駄目なのか。 もう少し様子を見て判断しよう。
あっけなく、会場で目的がバレる。もう少し偽装すべきだった?
ともかく、自分の番をこなして、牧Nさんと退却。
正門で別れ、赤間方面へ歩む。三郎丸付近にある翁神社に行ってみたが、
確かに"それ"の跡と云われればそうだが、何も看板もないので断念。
当初の本命である平等寺へ住宅地の中を登って行く。
途中、余りにも暑くて中に着ていたタートルを脱ぐ。
中途半端に偽装するべきではなかった。と、反省。
しばらく行くと友ヶ丘に出た。ここは記憶に残っていた。
2000年に城山-金山をやって城山から下って、
ここに出てバスで赤間駅まで行ったはずだ。
ともかく、ここを過ぎて平等寺まで歩く。
住宅地が終わり、一気に農村風景。すごいギャップだ。
目的地である山は目の前やけん、あとは取り付きを探すだけ。
なんとなく行くと発見し、民家の横から入って行く。
ある程度道はしっかりしていたが、分岐に出て、どちらも袋小路のよう。
左側をよく見ると獣道か樵道らしき跡があるので、その跡を辿ってみることにした。
尾根筋に道は続き、中腹辺りで潰えた。
ここから、よく後ろの帰り道を確認しながら、滑り易い急斜面を強引に登る。
もう少しで頂上という所で、地蔵らしき2体と小道を発見。
生命は確保されたようだ。一安心。
頂上にも祠があって、"それ"の跡もある程度残っていて、
東の方にビニールテープで誘導してある。
そのまま、金山に行けるのだろうということで、来た道を下らずに、
より安全であろう金山経由の帰路を採ることにした。
金山にちゃんと繋がっているかどうかは未知だが。
いったん下って、急斜面を登ると金山南岳の北側の縦走路に出た。
最後の急坂は、睡眠時間2時間にはつらいものがあった。
縦走路にいったん出てしまえば、2回も歩いたことのある道やけん安心。
急斜面を下り、石峠に出て、友ヶ丘に出て、赤間まで今回は歩く。
今日も4時間しか寝れず、かなり起きるのがしんどい。
5:30起床。準備を整え、博多駅経由でソニックで一気に小倉へ。
もう博多駅からジャージを着た人が結構いた。
電車内で、つぶれた"いちご大福"を1つと、まともな"もみじ饅頭"を2つ食す。
10kmと云えども、腹が減っては走れぬ。小倉駅で門司港行きに乗り換え、
車両内で師、高Hさんと田Nさんと合流。
師と走りでコラボレートするのは、さくらマラソン以来か。
それから、単独でいろいろと参加していたのか。車両はもうランナーだらけ。
門司港駅から会場へ行き、場所を確保して、着替える。
海峡ドラマシップ内に行ったら、とある所で濱Hさんに遭遇。
地元だけに例年参加されているよう。去年もお会いしたし。
アップの為に2周して、5分前にスタート地点に行く。
雨は降りそうにないものの、北からの風が強い。困ったもんだ。
スタート地点から10列くらい後ろだったか。
スタートするまでに、押し合いへし合いで、20秒くらい消費。
列の中にいたためになかなかスピードも出せず、たまらず外へ出る。
2回右に曲ったところにある倉庫群の前に来たところで、
ちょうど目の前に、お茶の2lのペットボトルが落ちとったけん、
思いっきり場外に蹴とばしてやった。
かなり大きい音がして、こちらを振り返るランナーが結構いた。
周回コースを2周し、外へ出ると徐々に人は減った。
3km地点で11:59。ちょっと遅れ気味。
少し飛ばさんといかんけど、なかなか調子が上がらん。
目の前にいた黄色のおじさんが良いペースなので着いて行く。
そうこうするうちに女子ランナーが1人いたので負けれんけん抜く。
しばらく着いて来るが坂で振り切る。
めかり公園の坂を登り切り、いったん下り、また登り、塩水プール方向に下る。
ここまでにさらに女子ランナーを2人抜いた。
昨年より速いせいか、折り返しのランナーがなかなか来ない。
折り返し地点前で6km表示があり、24:00。
こりゃ、まずい。徐々に折り返しランナーの姿も見掛ける。
師はまだ来ない。折り返しのコーンが見えたところで、すれ違う師を発見。
なんとか喰らい付ける位置にいる。
折り返した段階で半分ないというのは嬉しい。
とりあえず、ペースを上げる。
しばらく行ったところで、折り返しに向かう高Hさんに「行け!」と応援され、
モチベーションが上がった。
そのうち、ちらちらと師の後ろ姿が見え出した。
気付かれないように少しずつ差を詰め、
残り500mくらいで追い付き、振り切る作戦を思い付く。
とにかく20mくらい後ろに付くようにペースを合わせた。
最後の登りで若干、差が拡がったが、下りで一気に飛ばし、
再び10〜20mくらいを確保。残り2kmを切って、こちらの調子も上がり、
最早5〜10mの距離まで詰めた。それでも、勝負になると負けそうなので、
気付かれぬように走っていた。
いよいよ1kmを切る手前辺りで、後続のランナーが我々を抜こうとした際に、
師にこちらの存在を確認されてしまった。
思わず、師に、きまり悪そうにニターと笑みを投げかける。
さながら、英語の話せない日本人が間を持たせるために、
外国人に意味もないのに笑いかけるように。
自身の性格の悪さを露呈した結果となった。
非常事態発生。まだ1kmもある。
ともかく勝負に出た。無意識にペースを上がる。
付いてこられるかと思っていたが、どうやら大丈夫そうなので、
そのまま、他のランナーまでも振り切り、一気に前へ出た。
追われる立場になった。
少し行って、バテが来たが、最後のハネ橋が見え、さらに加速して、
そのまま一気にゴールした。
自己記録更新と師に勝利したことは素直に嬉しかったが、
ここ最近の、シティマラソン福岡からか、計画性のない走りはいかん。
タイムに対する執着心が完全に腐って、漠然として走ってとう。
自分を追い込んでない。
どこかで楽をしようとしとう。今回は"師"という対象がいたけん、
自己記録を更新できたようなものだ。
記録をもらい、昨年同様地ビールを飲む。
ちょっと飲んだだけで、かなり眠い。出来たら、たらふく寝たいところだ。
2時間くらい飲み食いして、みんなで門司港駅から帰途に就く。
小倉駅で別れ、"それ"を求めて志井まで行く。
北九州モノレールで志井まで、ほとんど寝ていた。
下車後、疲れて眠たい体に鞭打って、北九州霊園を目指す。
高専の横を抜け、霊園に入る。
ひたすら登り、展望台に出る。
ここから墓域を通り抜け、裏山へ行けそうな方向へ踏み入れる。
案の定行けて、もう"それ"の跡だった。
すぐに先駆者のしてくれた、コースを示す、梱包用の白い紐を見付けた。
これに従って行くと、頂上(本丸)に出た。
古川山(221.8m)というが山名のようだ。白い紐はないものの、
尾根伝いに北へ道があるけん、さらに行く。
と、本の通りにかなり興奮するくらいの跡を見付けた。
マラソン終了後に来た甲斐があったというもの。
かなり下ったので、再び登るのも煩わしいけん、
道は知らんがさらに下ってみる。やばかったら、引き返せば良いし。
しばらく、下ると大堀切(峠でもある)らしき箇所に出た。
左(西)方向には古いビニールテープが木に巻いてある。
ともかく、本にはもう1つの"それ"が北にあるというので、そのまま北に登る。
道はかすかに残っているものの、"それ"の跡らしき頂上に至る道はなさそう。
仕方なく道なき道を登って頂上へ。なんとなく、"それ"の匂いがする。
引き返すために元の道を南下しようとしたら、しっかりとした別の道を発見。
しばらく行ってみるが、どうも、峠には行かずに、違うピークに出るようだ。
さっき来た時には、こっちにはピークはなかったはず。
仕方なく引き返す。ちょっとパニック気味に。
元来た頂上から、峠から来た道?と覚しき道を下ってみたが、
どうも記憶のない道。欝蒼とした森で、かなりパニック。
墓参りに来た子供らしき声がして、木々の間から目を凝らしてみると、
南下しているのでなく、北上していることが判明。
慌てて南下すると、さっきの峠に出た。そのまま、登って本丸に出るのも、
きついけん、この大堀切を東に行くと道らしき道があり、
霊園のとある場所に出て、なんとか、すぐお世話にならずに済んだ。
そのまま、志井駅に出て、小倉までモノレールで出て、特急で帰宅。
最近、どうも山を舐めてかかっている気がする。
道なき道を行って、必ずといっていいくらい、帰り道を失っとう。
低山やから助かっとうものの(低山やけん無理しとうのもあるが)、
これが、そこそこの高さになってくるとヤバいだろう。