古処山に本城を構える秋月氏の平常時の城。秀吉もここに陣を置いた。
現在は国道が出来て遺構が一部消えたとか。
荒平山山頂にある。主郭。 東側に5m超の深さのある堀切があり、主郭から1つ下に堀切を挟んだ小郭が残る。北側に竪掘りが残る。 主郭は西側に数段からなり、切岸に所々石塁が残っている。 II郭やIII郭、V郭への尾根が国道322号線で消滅したのは残念なところである。 以前は標識があったが今は支柱しかなく、荒平橋のたもとから登るとたどり着ける。
荒平橋の主郭とは反対側に入ると堀切に至る。 そこから南へ数段広い郭が続き、伐採などされている。 一方、西側にはかなりの数の畝状竪掘があるはずだが、 藪っているのもあて見分けがつきにくい。
II郭から谷を跨いで登りなおして至った。 主郭側にある堀切はそのまま谷へ竪掘となっている。 II郭と同様にそこそこ広い郭が数段残る。 西側にはかなりの数の畝状竪掘があったはずだが、こちらも見分けがつきにくい。
III郭から続く尾根の麓側に位置する。 III郭とは堀切を挟んでいる。 麓の神社の奥の院なのか石塔などが残っている。 南東側に畝状竪掘が多くあるはずだが、やはり見分けがつきにくい。
他の郭と違って、尾根が太く、郭が幅広い。 南側に畝状竪掘があり、なんとか何本かは見分けられた。
鎌倉時代に築城された。戦国期は大友方の毛利鎮実の居城。
大内方に寝返るとすぐに大友方に落城され、再び大友方へ。
江戸期に入ると、黒田家の領地となり、
福島正則から"日本号"をせしめた"黒田節"で有名な母里太兵衛友信の居城となった。
その後、後藤又兵衛の出奔で城主が変わり、一国一城令で破却された。
現在は鷹取山の頂上だけは木に覆われることなく、
ススキ原になっており、福智山からもよく見渡せる。
二の丸の北西部に虎口の跡らしき石塁で仕切られた区域があるが、
ススキが繁茂している。
石塁も巨大な石が残っており、
二の丸より下にある曲輪近辺には破却された為か多くの石が転がっている。
尾根伝いに石塁の跡が多く残る。
また竪堀の跡も残る。
江戸時代の遺構は本丸、二の丸で、
それ以前の遺構が竪堀や北に伸びる曲輪跡に残っていると想像される。
天慶の乱で功をえた大蔵春実の子孫原田氏の築城。
鎌倉時代には、少弐景資の居城。少弐景資は元寇で活躍したが、
北条家の家臣平頼綱と御家人安達泰盛の争い(霜月の乱)をきっかけに、
兄少弐経資との争いになり、この岩門城に攻め込まれ、自害して果てた。
現在は高津神社とその一帯が那珂川町の歴史郷土研究会の手により整備されている。
堀切の跡は綺麗に残り、本丸、二の丸、三の丸も当時のまま残る。
筑紫広門の居城一ヶ岳城に備えるための、鷲ヶ岳城の出城。
現在は共栄橋の手前にあり、国道385の旧道と本道に挟まれている。
堀切跡や曲輪の跡がある。下の方は工事したような後があり土が流出している。
永禄3年(1560)大友氏家臣、大鶴宗雲が築城した。
大友五城(他、立花城、
岩屋城、
柑子岳城、
荒平城)の1つ。
大友宗麟の家臣、大鶴宗雲の居城。荒平城主小田部紹叱は彼の次男。
度重なる龍造寺氏や秋月氏の侵攻に耐えたが、
天正9年(1581)に龍造寺氏と筑紫氏の攻撃の前に降伏し、宗雲は寺を開基し住職となった。
18年ぶりに再訪したら、登山道が綺麗に整備されていた。
登山道から入ったところに、�競┘螢△�あり、南側へ延びる尾根上に3重堀切がある。
�恭圓砲蕨β罎里茲Δ幣�山がある。
そこを過ぎ、矢吹岳への分岐を見送り、尾根を登ると、石塁など散見されるようになる。
郭が続くが、どれもさほど広くない。主郭は三角形で博多方向に展望が開ける。
主郭の西側には堀切があり、さらに少し行くと竪掘が北に落ちて、城域はそこまである。
ここから東側下にある�轡┘螢△慍爾蹐Δ函�1段下りて、トラバースしてみたが、
北尾根に出てしまったようで、堀切2つを見られただけで、�靴謀�達しない。
さらにC郭まで下りて、トラバースするとやっと平坦な植林地帯の(2)に出た。
この�轡┘螢△砲論侘櫃�かなり散見される。西側の谷のほうが伐採と掘削の影響を受けたのか、
遺構は破壊されてしまったようである。
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