近江12



日爪城大原氏館西山城和田城和田支城II

日爪城


高島市(旧新旭町)【最寄り駅】JR湖西線新旭駅

清水山城の出城といわれる。
かつての屋敷跡、根小屋の跡である、現在の墓地から獣用の柵から入って行く。 幾段かの曲輪が残り、高度を上げて行くと、土塁があり、そこを登ると、 南北に走る堀切がある(左端画像)。 かすかに残る土橋から進むと枡形虎口(左2画像)となり、少し行くと、 痩せた尾根の土橋(左3画像)となる。 ここを登ると、現在送電線がある、本丸?となる。 この本丸からさらに行くと、2本の堀切があり(右端画像)、 堀切を登り切ると、さらに2本堀切が残っている。
墓地から登って行くと、鉄柵があり、入口も封されていて入れないようで諦めかけたが、 180度回転できる鍵のような物が2つあり、これを回転させることで容易に入れた。 危うく熊なみの頭脳を露呈するところであった。 最初の土橋への道は、最近になって掘削を受けたせいか、 道が途絶えてしまっているようである。

堀切 虎口 土橋 2重堀切

大原氏館


米原市(旧山東町)【最寄り駅】JR近江長岡駅

佐々木氏の支流、大原重綱を祖とする大原氏の屋敷。 室町時代に将軍の奉行衆であったが、その後六角氏に従い、織田氏の近江侵攻の際に、 六角氏とともに滅んだ。
東側と南側に堀と土塁が残っている。

大原氏館

西山城


米原市(旧山東町)【最寄り駅】JR近江長岡駅

大原氏の居城か。
グリーンパーク山東の南側にある源氏山が城址であるが、遺構はよく分らなかった。 麓にある八幡神社に秀吉が植えさせたという杉並木は見事である。

本丸 石碑

和田城


甲賀市【最寄り駅】JR草津線油日駅

和田氏代々の居城。足利義昭が興福寺の僧一乗院覚慶であった時に、 兄の将軍義輝が松永久秀らに謀殺されたために、 身の危険から脱出し、和田惟政を頼って落ちのびて来た。
甲賀地方特有の単郭方形館で、現在も土塁や堀切が綺麗に残る。


和田支城II


甲賀市【最寄り駅】JR草津線油日駅

和田城の支城であるということだが、甲賀地方の城の特性からして、 どれが本城なのか支城なのかすぐに分らない。
東側に開口部を持った、5m程の土塁に囲まれた城址。 西側と北側は堀が土塁の周りを囲繞している。



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