いつものように6:30に町田駅に集合し、Tさんの車で御殿場へ。
今日は、本番とあって、同じ6区を走るKさん、
そして途中で我々をサポートしてくれるNさんを乗せ、
御殿場陸上競技場へ。
駐車場には自衛隊の輸送車など停まっていて明日の大会が現実として感じられてきた。
他のマラソン大会と違って、がっちり系の人が多い。
競技場でゼッケン・プログラムを受け取り、開会式を待つ。
ゼッケン順に並び、トロフィー返還などあり、
お偉いさんのコメントが多数あり、選手宣誓があり、
来賓の方々に襷を渡してもらう。監督会議で注意事項を聞き、解散。
我々6区の人間は小屋に泊まるために、すぐに富士宮口へ移動。
その前に、そば屋で、割と良い値段だったが、
味がしっかりしていた、天丼とそば。12時前だというのに繁盛していた。
3区の途中から水ヶ塚に出て、富士宮新5合目へ。
新5合目で、Kさん、Nさんと下車し、Tさんと別れる。
13時過ぎなのに、今から登る人も多い。
先週と違い、荷物が重く、同じスピードで登るがしんどい。
ところどころで登山者がつっかえて、脇をかいくぐったりして前に出るが、
どうしようもない時もあり、その時はそのスピードに付き合うしかない。
今日は天気も良く、山頂近辺までくっきり。
7合目まで行って、ペースを若干落とす。
が、左目のコンタクトの調子が悪く、辛い。
新7合、8合までさほど掛からず、到着。
御殿場コースへの迂回路に入る。
ほぼフラットなので楽。すぐに御殿場コースに出た。
宿泊先の7合5勺の砂走館へ。
先々週の赤岩8合のおばちゃんと再会。
我々の部屋は離れ。15時前に着いたおかげで良い場所を確保できた。
同室の人達はそうそうたるメンバーだった。
Nさんは山頂へ登山。小生は疲れもあり、昼寝する。
蒲団がやや湿っぽく重い。
夕食は、普通のカレーでなく、この日だけカツカレーらしい。
お替わりしてもカツ付き。さすがに2杯目は軽めにしてもらう。
部屋に戻っても何もすることもなく、寝ることに。
自衛隊のみなさんは大富豪とかやっていたが、
先に寝る。
どうも狭く、動きづらく、長時間寝られない。
4時頃に目が覚め、御来光を見るかしばらく迷っていたところ、
横のKさんが外へ行こうとしていたので便乗して、一緒に出る。
寒い。少しずつ白みがかって来てはいるが、雲もあって中々出て来ない。
30〜40分待って5時になってやっと出て来た。
徐々に大きくなる瞬間はあっという間だった。
今日は山頂から見ていた人も結構いたであろう。
日が昇ると暖かくなって来た。
とりあえず6時過ぎまで再び寝ることに。
起床して、3人で朝飯を食べに。
1時間以上寝たが寒かった。
御飯と味噌汁、ベーコンと卵などなど。
部屋に戻るが、襷が来る時間はトップでも10時過ぎで、
それまで何をするともなくもどかしい。
餅を食べたり、軽くアップをするが、時間はなかなか経たない。
9時にコールがあり、少しずつ気分も高揚する。
10時を過ぎて、トップの自衛隊がやって来た。
うちのチームはしばらく来ないだろうとゆったりと待つ。
続々と自衛隊が来ては、襷を繋ぎ、登って行く。
そのうち一般チームも来た。今年は合志技研がトップ。
やはり番号の小さいチームが来る。
走友会の方もなかなか来ない。しばらくすると、走友会の方の番号がコールされ、
Eさんが必死な形相でやって来た。襷を渡し、
NさんはEさんを連れて来た。本当に苦しそう。
いだ天の方もすぐに来る、とのことだが、
待てども待てども来ない。待っている選手もかなり少なくなり、
遂にトップの自衛隊が下りて来た。
この6区で逆転劇があったらしく、板妻が首位になっていて、
中継所は興奮していた。登り下り両方の中継となって、しばらくして、
我いだ天チームの番号が呼ばれた。
5区のOさんとは5月の高尾山以来で初対面に近い状態。
いよいよ来た。サポートのNさんに軽くうなずいてサインをして、
Oさんから襷を受け取る。さあ、という感じで気合いを入れて走る。
先週の練習の感じが良かったせいか、調子に乗って飛ばしてしまったらしい、
程なくしてものすごく苦しくなった。喉はカラカラ。
腑甲斐ないことに赤岩小屋まで、しばらくあるのに歩きに。
襷を受け取ったが、もう知らん、という気分。
責任感など放り投げ。だが、確かに襷は汗でやや重い。
せめて赤岩8合館前は走りたく、ここは小走り。
タイムは先週と余り変わらない。悪くはないんじゃないか?
が、階段に入り、やはり走れない。
だが、前にランナーが見えて来た。歩いて登りながら、
下を軽く見てみたが、追い付くランナーもいないようだ。
ともかく前のランナーを。
8合目を過ぎたところで背中をとらえた。
ややフラットな所で差を詰め、しばらく歩き、小走りに抜く。
良し。まだ前にももう1人いる。差はかなりあるが、徐々に詰まって来た。
歩きでは負けない。同様に小走りに抜く。
さらに、まだ1人いた。
途中の応援にもだいぶ応える余裕が出て来た。
走友会チームのKさんが下って来た。お互いに合図する。
先行のランナーにだいぶ近付いたところで、登山客?がその先行するランナーに、
「後ろ来たぞ」と余計なことを。思わず、睨みつける。
このランナーも捕えるのはすぐだったが、山頂も近くなっていて、
道が狭く、しばらく背後にピッタリと付く。
ペースが遅いので、隙を窺いスピードを出し、抜き去る。
最初の鳥居までももう少しで、少し走る。
すぐにきつくなる。フラットになりかけたところで、
走り出す、もう1人前にいた。鳥居を走って抜け、
岩場の所で軽く抜き去る。だいぶ疲れているようだ。
追い付いて来ない。そのまま走り、浅間神社へ。苦しい。
山頂だけあって登山客の観客が大勢いたようだが、全く目に入らなかった。
ともかく早く下らねばという気持ちだけ。
宮司の前に襷を出し、早く判を押してくれと。
やや捩れていたが構う必要もない。すぐに走り出し、鳥居をくぐる。
先行するランナーの後ろ姿があった。しめた。
スピードを出してその差を縮めると、
スピードの差で諦めてくれたのか、道を譲ってくれた。
どうも、っと言って、すぐに下る。
幾ら飛ばしてみても先行するランナーはいないようだ。
やや疲れて来た。が、ふと、明日からまた仕事か、と頭を過る。
ともかく慎重に大胆に下り、前のランナーを探すが、いない。
登って来る苦しそうなランナーが時たまにいて、頑張れ、
と調子に乗って声を掛ける。赤岩8合館を過ぎたところで、
霧が出て来て、やや視界が狭くなり、
スピードを出すのが恐くなった。そのせいで少し慎重になったかもしれない。
しかもこの辺りは浮石が多く、滑り易い感じだ。
画竜点睛を欠かないように最後は慎重に下り、
自分の番号がコールされるのを聞いた。いよいよゴールだ。
小屋手前のカーブを左に曲がり、襷を待つOさんへ。
「お願いします」と一声掛けて襷を渡す。
なんとも云えない達成感と満足感。
すぐにNさんが駆け寄って来てくれ、
こちらは興奮気味に話す。ともかく小屋へ。
しばらく休憩し、Kさんともども3人で下山。
7合目からは大砂走り。大会当日だけに感慨深い。
我々の襷はここを下って行ったのかと。
小走りに下る。急に気圧が変わり耳の適応が鈍く、よく聞こえなかった。
太郎坊に着くと、Tさんが待っていてくれた。
なんと走友会チームは繰り上げスタートを免れ、襷を渡せたらしい。
砂まみれの足を洗い、Tさんの車で競技場へ。
競技場で下の区間を走られた方々と再会。感動ものである。
駅前に移動し、狭い銭湯で汗を流し、駅前で解散。
6区を走った人間は疲労があるだろうからということで、
Tさんの車で帰京する。
焼肉。島Dくんとの明日の登山に備え、スタミナを付けるために、 "焼肉"ということで早々に意見が一致した。 安いだけで選ぶと痛い目に遇うので、 無難に牛角に。酒でなく肉に重心を置いたせいか、思いの他安く済んだ。
橋本、八王子、拝島で乗り換え、奥多摩へ。
ここで東日原行きのバスに乗り換え、終点の東日原下車。
GPSを調整していたら、興味持ってくれる夫婦がいて営業する。
準備完了し、登山開始。
ヨコスズ尾根を三ツドッケに向けて、始めはつづら折りのきつい登り。
富士山練習のおかげか全くきつくない。それに反して、
島Dくんの腑甲斐なさと来たら、目も当てられない。
早くも足の調子が悪いらしく、苦しんでいる。明らかに運動不足だろう。
宥めすかしつつ植林地帯を登っていくと、緩やかな道になり、
少しは楽になったらしい。ただ終始口は軽やかだった。
一杯水の避難小屋に荷物をデポして、山頂まで。
道に迷うことないコースなので、島Dくんを気にすることなく、
自分のペースで一気に登る。
6月の雲取からの帰路が懐しい。
一杯水に戻って、食事。
食い終えて、川苔山へ。一杯水で給水していたら、
雲取から来た団体や、トレイルランをやっている人がいた。
ここの水の出は悪いので、しばし会話を楽しむ。
ここからの道はそんなにきつくなかったが、
島Dくんのシューズが合っていないらしく、付いてこれない。
やれやれ。蕎麦粒山の手前はやや傾斜があった。軽く休憩し、
日向沢の峰から川苔山へと南下。ここまでやや荒れている感があった。
どうやら真正面にある、とがった山が川苔山らしいが、
島Dくんは本当に調子が良くないらしく息が上がりっぱなしだ。
一気に下り、再び高度を上げねばならない。
島Dくんは体力は残っているらしいが、
川苔の小屋を期待して水も飲み干してしまっていた。
その小屋は完全な廃虚で何もない。
川苔山頂で食料を摂り、本仁田山へ向かう。
少し行った辺りに、小川があり、これが実に冷たくて美味い。
水分補給でき、島Dくんも少しは元気になった。
のも束の間、急激な下りになり、小生との差が広がるばかり。
大ダワで既に15時を過ぎ、本人は痛い足をひきずりながらも、
行けると言うが、リーダーとして無理と判断し、東に逸れ、鳩の巣駅に向かう。
悔しいようだが、まだ急な登りもあり、
それからの奥多摩駅までのことを考えると無理は禁物だろう。
鳩の巣駅近辺に温泉がなく、奥多摩駅に戻る。
もえぎの湯は混雑しており、駅近くの温泉に行ってみると、
狭いながらも安く入れた。
拝島で別れて、帰宅。
新横浜から一気にのぞみで岡山へ。普通電車に乗り換え、総社下車。
暑い。
日焼けクリームを塗り、レンタサイクル。
少し北に行った所にある、浅羽陣屋跡へ。
陣屋跡ながら、小さな城のような感じが残っていた。
次は今回の目的地である、鬼ノ城。
車では直下まで行けるようだが、チャリはしんどい。
だいぶ手前の公園の駐車場に駐輪。片道3kmくらいを歩かねばならない。
ともかくひたすら歩く。
やっと公園ビジターセンターに着き、しばし休憩。
車で来たような人ばかりだった。
門が再現されており、センターに近い辺りは人もそこそこいる。
なるべく全部を見たいので北から見て行く。
北門は割愛し、東の方へも。ここの石塁は綺麗に残っていた。
展望も良い。一周し、下り、センターから再び歩いて下る。
途中の道で経山城への道に入る。
薮化していることもあり、遺構はよく判然としないながらも、
石塁なども残っていた。
再び下り、チャリを駐輪した場所へ戻る。暑い。
南下し、長良山城に寄る。
登り口がどこなのかはっきりせず少し迷い、なんとか辿り着いたが、
遺構ははっきりしない。余り満足できずに、さらに南下。
次は幸山城と福山城。同じ山なので一挙両得だ。
途中、コンビニでエネルギー補給する。結構ハードになって来た。
まず幸山城へ。薮化していてはっきりしない部分もあるが、
曲輪や空堀は分る。
さらに高度を上げて、福山城へ。
こちらの方が年代的に古いが、重要度の違いか、
石塁等残っていた。ただし技巧的ではない。
下山し、返却時間までに駅に戻りレンタサイクルを返却。
倉敷に出て、いつもの倉敷YHへ。
同室は3人だった。YHではコンサートの準備とかで、
4人のグループがピアノで練習していた。
福山駅で下車し、鞆行きのバスに乗り換える。
今日も日射しのきつい良い天気だ。
ちょっとした観光地のような感がある。
大可島城は、当時とは違い、陸続きで、寺となっていて、
余り遺構もない。鞆城もすぐそばで石塁も復元されていた。
城の北側には、山中鹿之助の首塚もあった。
バス停に戻ると、まだ時間もあり、
地図を見てみると、発掘された鞆城の石塁があることが分り、
走って見に行く。暑い。
なんとかバス停に戻り、しお味のソフトクリームを食す。
福山駅に戻ると、実業団野球の壮行会をしていた。
次は三原駅下車。三原城は久々。付近の小山に登ってみたが、
侵入できず残念。よりによって。
昨年、暑さで参ってしまった高山城を再訪。
本郷駅下車。道は記憶にあるので心配なし。
今年も薮っていたが、体力は残っていたので、あとは丹念に見て周れば良い。
別の道で南側に戻ろうとして薮のために不安になった。
危うい、危うい。
広島に出て、駅ビルでお好み焼きを食べる。広島ならでは。
新幹線で一気に博多に出て、特急で帰佐。
神山、山形(辰)-宮本-チェッコリ、
田中-布部-宮崎-久藤-久永、アレックス-リンコン。
宮崎のキレがすごく良かった。それにしても格下には強い。
末期癌で今年の春くらいまでと云われていた祖母だったが、
抗癌剤が効いたらしく、まだ元気だということを聞いていたので、
後悔しないように是非ともに会っておきたいと思い、
東京に戻る前に鹿児島に行くにした。
鳥栖で乗り換えて南下。かしわ飯を購入する。
鹿児島中央に着き、鈍行に乗り換え、重富へ向かう。
まず平松城へ。
ここは小学校になっており、中に入るなどの過激な行動は採れない。
外側の石塁で満足しておく。
さらに、その裏手にある、岩剣城へ。道に迷ったが、舗装路をそのまま登って、
その途中に登り口があった。登山道を登って行くと、石塁などがある。
尾根に出ると薮が多かった。
本丸に辺りは撮影が難しい地形だった。一方、南側に行ってみると、
こちらにも遺構はあった。空堀2本あってさらに尾根沿いに何かありそうだったが、
薮が九州ならではで激しく引き返す。重富駅まで引き返し、鹿児島中央に戻る。
荒田にある祖母の家までは歩き。歩き慣れた道で懐しい。
祖母に挨拶して、近くにある温泉の銭湯へ、汗を流しに行く。
銭湯で佐賀北が話題になっていた。
普通の銭湯が温泉といのは実に贅沢だ。
家に戻り、祖母と話す。確かに抗癌剤の影響かだいぶ太ってしまっていたが、
元気そうだ。
夕食前に、親藩的友人と再会し、彼の自宅に行き、
何度か会っているその奥さんと、初めて会う、生後6ヶ月くらいの友人の娘に会う。
すると、抱かせられて、全く動けなくなってしまった。
小生が送った、じんべいもよく似合っている。
しばらくして、やっと慣れたが、壊れそうで実に恐かった。
それにしても、皮膚がきれいで羨ましい。
騎射場で叔父と友人と3人で飲むことになっているので、
わざわざ奥さんの方が車で送ってくれた。
騎射場の美味しい店で食べた後、別の店にはしごし、再び食べて飲む。
0時頃まで飲み食いし解散。叔父と家に戻る。
遅い朝食を摂って、草牟田墓地へ。今日も暑い。
高見馬場まで路面電車で出て、バスで草牟田へ。
いつも通り、祖父方と祖母方の墓で拝んで、往路と同じルートで引き返す。
昼食を摂った後、空港へ。
これで祖母と会うのが最後だろうかと思うとやりきれない。
しかも本人が分っていないだけに辛い。
また正月に来ることを約束し、家を後にする。
バスで駅前から鹿児島空港に行き、帰宅。
近いようで遠かった。
大月からはランナーらしき人ばっかで普段使っている人には迷惑だったろう。
富士吉田駅に着いたが、
会場までのシャトルバスがちょうど目の前の辺りでいなくなり、
炎天下の中待つ。次の電車の人達も来た頃、やっと乗り込み、会場へ。
日影を探し、ウォームアップ。今日は10kmの部。
ロードに出て、登り出し、すぐに舗装路からはずれ、
トレイルランさながらの林の中、土の道。軽い登りだったが余り気にならない。
再びアスファルトに出るが、苦しい。折り返し地点から下り出し、
徐々にスピードを上げる。面白いように抜ける。
1人抜かれかかったが、喰らい付いているうちに、そのまま突き放せた。
やはり8月なので暑く、最後はバテた。会場に戻り、
トラックにそのまま入ると思いきや迂回させられ、へろへろでゴール。
20kmの部に出た、Tさんもしばらくして戻って来て、なんとか合流できた。
バスに乗り、富士吉田駅へ。
谷村町で降りて、川の対面にある、勝山城へ。 夏場の盛りのせいか、草木が繁茂していて、城見物のシーズンではない。 上りの電車になんとかギリギリで間に合った。 電車はランナーでごったがえしていた。