水谷、川島-千代反田-岡山-アレックス、
中村-松下-ホベルト-宮崎、有光-林。
博多から列車内で友人と合流し、いざ鳥栖スタジアムへ。
試合開始前から、九州ダービーでボルテージは上がっている。
観客もこんなに多いのは何年振りか。
ピッチ上の看板の数も昔のように増えつつあるようだ。
ただ見ている方は、風が強く、寒い。
キックオフと同時に鳥栖のサポーター席から投げられ入れた、
紙吹雪が西からの強い風を受け、さらにピッチ内の乱気流によって、
ピッチ内にとどまり続け、実に汚かった。
試合は、高い位置で圧力を掛ける鳥栖に対して、足下で繋ごうとするあまり、
さっぱりタメも作れず、苦戦する。
それでも、右SB川島のオーヴァーラップから、FW林がフリーでシュートを放つも、
鳥栖のGKシュナイダーに阻まれた。
次第に福岡も落ち着きだし、林に当てて、それを左右に振り分け、
良い攻撃が見られ始めた。昨年の林と違って、今年は一昨年の好調時のように、
体が軽いようで、とは云ってもどっしりと安定感もあり、実に頼もしくうつった。
次のチャンスも林がPA前の中央でキープしたボールで、左に出たスルーパスを、
FW有光がGKと1対1になりながら放ったが、これも阻まれた。
一方のDFは、始めこそ慌てたプレーでガタガタしていたが、
鳥栖にとっては追い風となり、
DFラインの裏に出すロングボールが尽く流れていまい、
高い位置でボールを失わなければ恐くはなかった。
が、1度だけ、福岡の右サイドからフリーで出されたクロスに、
落合にヘディングされ、あわや失点というシーンがあり、肝を冷やした。
チャンスを作りながらも決めきれず、
という展開のままに前半を終えるかと云うところで、
川島のオーヴァーラップからクロスが一度跳ね返されたが、
それを落ち着いてシュートを放ち、GKの手に当てながらもゴールに吸い込まれ、
先制した。0-0で後半を迎えるのとは大違いな結果で大きな先制点だった。
後半開始前に、紙吹雪も掃除され、ピッチは緑が映え綺麗だった。
後半も出足は良く、またも林のキープから、
ラインから上手く出た有光にスルーパスが出て、
GKと1対1になった。
が、これも止められた。鳥栖は、左の高橋に代えて、竹村を入れて来た。
これで左でボールをキープできるようになり、
次第に鳥栖も勢いを盛り返し始めた。
そして、左からのCKに落としたボールを矢野に決められ、同点とされた。
場の空気は鳥栖の方に傾き、その後の5分間は安定感が欠けていた。
が、次第に落ち着きを取り戻した。
林→太田、川島→田中と一気に2枚代えて来た。
ここから、左SHの宮崎の動きが活発になり、
シュートを2本撃ったが、これもシュナイダーに阻まれた。
J初出場の中村も次第に動きが良くなった。
その後、松下に代えて喜名を入れ、点を取りに行った。
またも有光がドフリーのヘッドをはずしたりと、決定機をはずした。
空気も悪くなるのは自然で、鳥栖にカウンターを喰らい危くなりつつあったが、
鳥栖も最後のツメが甘くシュートまでは持ち込めなかった。
福岡から鳥栖に移籍した宮原は、相手のプレッシャーがなければ、
非常に良いキックがあり、プレイスキック等では非常に恐い存在だった。
ロスタイムに鳥栖のエリア外のFKを宮原が蹴り、見事に合わせられ、
あわや失点というシーンがあり、負けてもおかしくない展開だった。
試合は、そのままドローで終了。
チャンスを尽くはずしたFWがいけないのか、
相手GKシュナイダーの神がかったプレーが良かったのか、判断はしかねるが、
福岡の決定力不足に鳥栖がつけこんだ試合だった。
福岡としては、DFには問題もほとんどない。攻撃での中盤でのタメが作れないのは、
昨年からの問題点。今年の林はやってくれそうなので、最後のツメさえ、
しっかりすれば、そう落ち込むこともないと思われた。
ただ林だけに頼らない中盤の作り方も必要。1人で突破できる古賀が必要か。
一方の鳥栖は、セットプレーについては、宮原がいて、点を取れる形は作れそう。
ただ、中盤から後ろが安定を欠くし、ゴールまでの流れも、
パスミスが多く、課題となるであろう。
博多駅まで戻り、友人とやきとりを。
3時間くらい、飲みながら、いろいろと話す。
先週当てた本棚が届いた。 9千円を越える送料(着払)と共に。 タダより高い物はないということだが、1万円以上する代物(推定)でもあるので、 まあヨシとしよう。
水谷、川島-宮本-岡山-アレックス、
中村-松下-ホベルト-田中、有光-林。
週末を襲う寒波の影響か、観客の出足が悪い。ホーム開幕戦とあって、
初々しい空気が流れる。3ヶ月間待ってましたという期待と共に。
試合開始前に昨年引退した篠田の挨拶などがあった。
試合開始からしばらくは中盤の潰し合いで混沌としていたが、
水戸のDFラインの裏に出す福岡のロングキックが有効性を示し、
次第に福岡が試合を支配するようになった。
鳥栖戦からの反省か、無理に中盤で繋ごうとせず、トップの林に当てるか、
一気に裏に蹴り込み、有光のスピードを使うか、2つの組み立てで攻めた。
そして、有光が右サイドで得たFKを、アレックスが蹴り、
それをホベルトの半分当て損ねたようなヘッドがGKの手を弾き、
そのままゴールに入った。福岡が一方的に勢いを増すかと思われたの束の間、
相手K.O.から始まった攻撃が、中盤でフリーになり、スルーパスを出され、
それを福岡の2人のCBの間を走る水戸FWデルリスにぶち抜かれ、
宮本の追走及ばず、
シュートを撃たれ、水谷の手をかわし、
ファーポストに当てつつもゴールに入った。なんともあっけない展開だった。
昨年の第4クールの川崎戦を彷彿とさせた。
せっかく先制するも元の木阿弥。先制してかえって落ち着きを失っていた。
が、同点に追い付かれた後は、0-0の均衡を破る前の状況と等しく、
水戸のDFライン裏を狙って攻撃を加えていった。前半終了間際に、
一連の攻撃から、
左サイドの低い位置でフリーの状態でボールをキープしたホベルトが、
クロスを上げると、中は密度が低く、中村がDFに競り勝って放ったヘッドが、
GKの頭を越して、決まり、再び勝ち越した。
ハーフタイム終了時に何故か青いジェット風船を飛ばす儀式が行われた。
某球団を真似てみたのかもしれないけど、風は強いし、ピッチ内に入り込むし、
観客は1万人強しかおらず壮大さもない。正直、定着しないだろう。
後半、流れがどうなるかと思いきや、CKから、FW林がヘッドで決め、
2点差を付けた。林は昨年1点を取るのに苦労をしただけに甚だ嬉しそうだった。
水戸は、反撃に出るかと思われたが、寧ろ、中盤が間延びして、
ロングボールを蹴るも、DF岡山に弾き返されるだけだった。
圧巻だったのは、中村北斗。林→太田、田中→大塚の交代があり、
右サイドから左に代わっていたが、フリーでボールを持つと、
ドリブルで中央の相手DFの群がるエリアに飛び込み、独特の間合いでかわし、
ぽっかりと空いたスペースから態勢を崩しながら放ったシュートが、
ゴール左隅に決まった。博多の森は、
久々に観るファンタスティックな光景に酔いしれた。
昨年は見られなかった中央突破は非常に頼もしい。
中央突破あってこそのサイド攻撃だろう。
中村もプレーにまだ"群ら"が見られるが、
チームに馴染めばより効果的な役割を果たすだろう。
試合は、この後、中盤を省略した展開となり、幾度かピンチを迎えたが、
なんとかかわし、4-1で勝利した。
試合終了後、新たなヒーローに出現に博多の森は興奮覚めやらなかった。
層が厚くなったことも実感できた。
試合で活躍できないと控えやサテライトに回されるという危機感が、
選手にありありと窺えた。
次は無失点でいって欲しい。
忘れた頃に、
延岡からゴール前とまさにゴールの瞬間
の写真2枚が送られて来た。
ゴール瞬間の物はなんとも辛そう。
なんとか辿り着き、開放される手前という一瞬間を撮ったものだ。
真を写すという定義からすれば、非常に良い写真だ。
昨年貰えなかっただけに嬉しいと云う言葉に尽きる。
アスリートタウン延岡やNATSの方々にはこの場でお礼を述べたい。
10時に起床し、ラジオを聞き、CDに切り換え、寝たまま読書中に、
まず、軽く揺れ出した。あー地震やな、震度2、3くらいかとタカを食っていると、
揺れる、揺れる。こりゃ、やばいなと思っていると止んだ。
階下では大家の一家の声が聞こえる。電話も通じない。
とりあえず、着替えてコンタクトをして、
外に避難する。押し潰されるのはちょっと御免だ。
多くの家から人が外に出て来ていた。
大家と話しをしたり、
ラジオを聞いていたり、とにかく安全そうな所で1時間半くらい座っていた。
とりあえず、部屋に戻り、電話で肉親と連絡をとるも、なかなか通じない。
東京からの友人の電話でしばらく会話。
ポケットラジオの電池を買いにコンビニに行くとおにぎりはもうなかった。
とにかく、山用品を中心に避難生活できるように準備をする。
余震がたまにあり、次の地震を予告しているようで、落ち着かない。
軽く朝食兼昼食を摂り、大学へ。
あの建物で死ぬのはまっぴらだが、甚だ心配でもあった。
ぼろいだけに。行くと、ガス漏れしたらしい。
もちろんエレベータに乗る気には、全くなれない。
我らが核理も、誰かが(橋Mくん?)窓を開けていたらしいことが分かった。
部屋も、本棚が2段目から崩れかけた部屋が2つと3段目が崩れかけた部屋が1つ。
他研究室の方々4人に助けてもらい、2つはある程度元の安定な状態へ。
残り1つはどうしようもない状況で諦める。しばらくいて、
暗くなる前に帰宅。
外へ出ると地震があったことなど全く夢であったかのように、
地球は回っていた。だが、3号線は渋滞していて、
道行く人も多少目が険しいか。ガスを使って自炊する気分になれないので、
弁当を買いに。21時過ぎとは云え、やはり、すごい盛況振りだった。
暗くなって、たまに来る余震に怯え、1人でいるのはかなり恐かった。
風呂に入るのも回避。風呂に入らずとも死にやしない。
とりあえず、いつでも避難できる格好で寝ることにする。
ニュースは福岡だらけやし、コメントも方言まる出しやし、
こんなに身近に感じようとは思わなかった。
とにかく、余震が薄気味悪くて仕方ない。
床に就くも、たまに来る余震に目が覚めたりで、
結局、6時過ぎの震度3で起床する。震源が玄界灘沖であることを確認し、
とりあえず安心する。昨日のゴールシーンを拝んでから、
再び寝る。余震もだいぶ減ったせいか、やっとマシな睡眠がとれた。
浜Dくんと30の部屋の本を抜き取る。後、どうしようもない。明日を待つ。
スパゲッティを自炊するが、ガスコンロをマンツーマンで着きっきり。
いつ揺れるか分らんのは恐い。味噌汁はスパゲッティを茹で上げた後に。
ゾーンディフェンスで2人を同時に見るのは、困難だろう。
陽が昇るまで熟睡できない。緊張感を持ったまま寝るのはしんどい。
明るいうちじゃないと風呂に入る気がしない。
研究室で最大の余震[震度3]
(体感では4じゃないかと訝しんではいるが、6階故に揺れたのか)を体験。
独りじゃないのが最大の救い。
いつ倒れてもおかしくない30の部屋でなくて良かった。
浜Dくんの今後の無事を祈る。
水谷、川島-宮本-岡山-アレックス、
大塚-松下-ホベルト-喜名、有光-グラウシオ。
今日の相手は、前節で首位の京都に敗れたとは云え、ここまで好調な湘南。
昨季途中に監督交代で就任した"なでしこ"監督の下、
堅実な守備をベースに闘っていた印象がある。
今季はさらに攻撃力が付いて現在の順位にいるのだろう。
今日の試合は、先制点が大きな意味を持つこととなろう。
試合開始直後から湘南の寄せが強く、前へ前へと押して来た。
が、時間の経つのとともに福岡が試合を支配した。
左SHに入った喜名を起点に攻め寄せるものの、
湘南はほとんどの選手が引いてゴール前を固め、
なかなかシュートも撃たせてもらえない。
しかし、CKはかなりの数を取ったが、生かせなかったのは問題であろう。
さらに、前半途中で、試合中に足を痛めたホベルトが、
田中と代わって退場したのは大きかった。
喜名は左SHからボランチに入ったが、精彩を欠いてしまった。
もう1人のボランチ松下の動きが攻守に効いていて本当に良かった。
後半になると、お互いにリスクを負った中盤を省略した攻撃も見られたが、
決定力に欠け、スコアレスドローで終わった。
右SHの大塚が非常に良い動きを見せていたが、
グラウシオの絶妙なスルーパスからシュートを決めていれば、
もっと評価されたであろう。
かなり激しく雨の降る中、雁ノ巣までアイランドシティ経由で、
チャリで行く。東からの風が強く、かもめ大橋では大苦戦を強いられた。
福岡西方沖地震の影響をもろに受けたエリアで、途中、車道が陥没していたり、
歩道に段差が出来ていたりした。
雨が降っていたので、液状化現象を生に見られなかったのが残念なところ。
14時K.O.だったが、雨のために余計に時間を食い、海ノ中道大橋を渡る頃には、
既に試合が始まっているのが見えた。
こんな雨でどのくらい観客が来場しているのかと訝しんでいたが、
少なくとも100人以上は来ていた。
前日のフラストレーションのたまるスコアレスドローに嫌気がさした人達なのか。
塚本、木藤-長野-千代反田-山形(辰)、立石-沖本-木場-城後、福嶋-釘崎。
試合は、左サイドのハーフの立石とSBの木藤を起点に、良い攻撃をしていたが、
30分過ぎに立石が相手FKの邪魔をしてイエローを喰らい、
これがもう2枚目だったらしく、退場してしまった。
立て直す暇もなく、この直後のガンバの攻撃で、まんまと先制された。
前半を終了前に知り合いを見付け、さらに、ハーフタイムにももう1人を発見する。
FW釘崎が右SHに、木場が下がり太田が入りFWに、沖本のワンボランチ。
後半開始直後に相手DFのクリアミスを突き、FW福嶋がスピードに乗って、
GKとの1対1から見事に決め、同点に追い付いた。
相手GKは、なぜかトップの松代だったから評価できよう。
この後10分くらいは、福岡が押していた。
一際、印象に残ったのが、城後の新人離れした落ち着き振り。
プレーにはまだ固さがあるものの、ドリブルは非常に柔らかく、
持ち前のフィジカルを生かしたキープ力が頼もしかった。
将来が楽しみな選手の1人だろう。福嶋も得点直後に同じような展開から、
相手DFから抜け出し、シュートを撃ったが、
惜しくもニアのゴールポストに弾かれるという結果で、
ポスト役としても前半から良い動きをしていた。
ポストの落とし役の林が怪我で2週間出られない現状を考えれば、
トップで起用もありと思われる。
試合は、運動量の落ちた福岡に対し、ガンバが試合を支配し、
ガンバのFKが直接決まり、逃げ切られた。